プレミアリーグ第31節、リバプールvsアストン・ビラが10日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが2-1で逆転勝利した。
 
現在、トップ4圏内と3ポイント差の7位に位置するリバプール(勝ち点49)はウォルバーハンプトン、アーセナル相手に連勝中。ただ、直近のチャンピオンズリーグ(CL)では敵地でレアル・マドリーに1-3の完敗。パフォーマンス自体も振るわず、ベスト4進出に暗雲が漂っている。
 
そのマドリー戦を14日に控える中、今節はリーグ戦の前回対戦で2-7の屈辱の大敗を喫した9位のアストン・ビラ(勝ち点44)と対戦。プレミアでホーム6連敗中のアンフィールドでの一戦に向け、クロップ監督はマドリー戦から先発2人を変更。ナビ・ケイタとマネに代えてミルナー、フィルミノを起用した。
 
アンフィールドでの久々の勝利に向けて勢いを持って試合に入ったリバプールは猛攻を仕掛けていく。サラー、ジョタとキックオフ直後から積極的に足を振っていくと、13分にはDFミングスのトラップミスに反応したサラーがボックス内でGKと一対一の絶好機が訪れるが、このシュートは枠の右に外れる。
 
以降も押し込んでの遅攻に加えて、前線からの積極的なプレスで相手のミスを誘発し、ショートカウンターから再三の決定機を作り出すが、最後の場面で相手の粘り、シュートミスが重なり、なかなかゴールをこじ開けることができない。
 
すると、ゴールレスでハーフタイム突入かに思われた前半終了間際には相手のワンチャンスでリードまで奪われる。43分、自陣中央でドウグラス・ルイスにクリアボールを拾われると、マッギンを経由したボールがペナルティアーク付近のワトキンスの足元に。そして、前回対戦でハットトリックを献上したイングランド代表FWに左足を振り抜かれると、GKアリソンの脇を抜けたシュートがゴールネットに吸い込まれた。
 
その後、前半アディショナルタイムにはアレクサンダー=アーノルドの絶妙なロングフィードに抜け出したジョタがボックス左で折り返したボールをサラーが短く繋ぎ、ロバートソンが決定的なシュートを放つ。これはGKマルティネスにはじき出されるも、こぼれ球をフィルミノが冷静に流し込んだ。これで1-1のイーブンで試合折り返しかに思われたリバプールだったが、かなり微妙な判定ながらもVARのレビューの結果、ジョタの抜け出しの場面でオフサイドを取られてしまい、ゴールは取り消しとなった。
 
これがアンフィールドの呪いか、相手を圧倒しながらもビハインドで試合を折り返したリバプールは後半も前がかって相手を攻めたてるが、サラーのシュートのディフレクトが枠のわずか右に外れるなど、ツキに見放される。
 
それでも、57分には自陣右サイドから左サイドへ良い形でボールが展開され、ジョタのワンタッチパスに抜け出したロバートソンがボックス左から強烈なシュート。GKマルティネスが何とか弾くも、こぼれ球をサラーが頭で押し込んだ。
 
サラーの得点ランキングトップタイの今季19点目で試合を振り出しに戻したリバプールだったが、直後の62分には相手のロングカウンターからボックス中央のトレゼゲに右ポスト直撃の際どいシュートを打たれるなど、一気に流れを引き寄せるまでには至らない。
 
その後もビラの粘りに遭い、2点目が遠い苦しい時間帯が続く中、ワイナルドゥム、フィルミノ、オザン・カバクをベンチに下げてチアゴや切り札のマネ、シャキリと攻撃的な交代カードを切っていく。
 
すると、猛攻を仕掛けた試合最終盤の91分に劇的なゴールが生まれる。ボックス右でクリアボールを拾ったシャキリの鋭いクロスに反応したチアゴのダイレクトボレーはGKマルティネスの好守に遭うが、ボックス左でこぼれ球に反応したアレクサンダー=アーノルドがゴール前の密集を抜く狙いすました右足のシュートをゴール右隅の完璧なコースに突き刺した。
 
その後、後半ラストプレーで完璧に背後を取ったマネの絶好機は相手GKに防がれてダメ押しとはならずも、マドリー戦で戦犯と批判された生え抜きの右サイドバックの劇的なゴールによってビラにリベンジ達成のリバプールがアンフィールドでの連敗をストップ。ホーム9試合ぶりの勝利で暫定4位に浮上すると共に、マドリーとの2ndレグに向けて弾みを付けた。