バイエルンを指揮するハンジ・フリック監督(56)は今シーズン限りでクラブを去り、ドイツ代表の新指揮官に就任する可能性が高まっているようだ。

2019年11月にニコ・コバチ前監督の後任としてバイエルンの新指揮官に就任したフリック監督。就任1年目にシーズントレブルを達成すると、今シーズンに入ってもDFLスーパーカップ、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブ・ワールドカップのタイトルを獲得する圧巻の手腕を発揮した。

今シーズンはブンデスリーガでRBライプツィヒと5ポイント差の首位をキープしており9連覇の可能性は濃厚だが、DFBポカールの早期敗退に加え、直近のパリ・サンジェルマン(PSG)戦の敗戦により、チャンピオンズリーグ(CL)連覇の可能性が潰えた。

それでも、現行契約は2023年までとなっており、これまでの実績を考えれば、来シーズンの続投が既定路線と言える。その一方でスポーツ・ディレクター(SD)を務めるハサン・サリハミジッチ氏との確執が噂されており、熱心な誘いを受けているとされるドイツ代表の新指揮官就任の可能性も指摘されている。

そういった中、バイエルンとドイツ代表の重鎮であるローター・マテウス氏は、ドイツ『スカイ』でフリック監督が今シーズン限りでクラブを去り、ユーロ2020終了後に退任するヨアヒム・レーブ監督の後釜としてディー・マンシャフトの新指揮官に就任する見込みであると主張している。

「私はすでに2週間前に、私の中では今季がハンジ・フリックの最後のシーズンだと言ってきた。同じく彼がDFB(ドイツサッカー連盟)のリストの一番上にいると言ってきた。DFBからのオファーはあるはずだ」

「したがって、彼らはハンジ・フリックをほしがっていて、個人的に彼が今シーズンを最後にバイエルンの監督ではなくなると思っている。いや、確信していると言ってもいい」

「つまり、ホームで行われるアウグスブルクとの最終戦が、ハンジ・フリックにとってバイエルンの監督としての最後の試合になるということだ」

さらに、ドイツフットボール界のご意見番はバイエルンがすでにフリック監督の後任としてライプツィヒのユリアン・ナーゲルスマン監督(33)の招へいに向け、動きを見せているとも主張している。

「ミュンヘンはすでにナーゲルスマンと金銭的条件も含めて少し話をしている」

なお、マテウス氏の一連の発言を受け、14日の公式会見の場でバイエルンとの交渉に関して質問を受けたナーゲルスマン監督は、「バイエルンとの交渉は過去にはあったが、今は何もない。ローターがどこからその情報を得たのかはわからないが、私自身、代理人にも含めて彼らとの間で話はなかったよ」と、同氏の主張を完全に否定している。