ラ・リーガ第33節、アトレティコ・マドリーvsエイバルが18日にワンダ・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが5-0で圧勝した。なお、エイバルのMF乾貴士は63分からプレーし、FW武藤嘉紀は招集外となった。

首位キープを狙うアトレティコ(勝ち点67)が、13戦未勝利で最下位に沈んだエイバル(勝ち点23)をホームで迎え撃った一戦。

前節、ベティス相手に1-1のドローに終わり2戦未勝利のアトレティコは、2位のレアル・マドリーとのポイント差が「1」に縮まり、悲願の優勝に向けて勝ち点逸が許されない状況に追い込まれている。スアレスに続きフェリックスを負傷で欠く中、この試合ではコレアの相棒にサスペンション明けのマルコス・ジョレンテを配置した[4-4-2]で臨んだ。

一方、降格圏脱出に向けて勝ち点必須のエイバルでは前節スタメンの乾がベンチスタートとなり、武藤はケガの影響で招集外となった。

[4-1-4-1]の両ウイングにポソ、ケビン・ロドリゲスとサイドバックでもプレー可能な守備的な選手を配置したエイバルに対して、ホームのアトレティコがボールを握る展開が続く。

しかし、スアレスやフェリックス、レマルの不在によって中央を締める相手の守備に対してなかなか良い形で揺さぶりをかけられず、可能性の低いミドルシュートで攻撃を完結する場面が目立つ。逆に、前がかりな左サイドを引っくり返されてポソやアレイシ・ガルシアらに際どいクロスを上げられる場面も散見した。

我慢比べの展開を強いられたアトレティコだが、前半終盤にかけてカラスコ、エレーラとようやく枠内シュートまで持ち込むと、畳みかける攻めで一気にゴールを積み重ねた。

まずは42分、右CKの場面でトリッピアーのクロスをニアのエレーラがバックヘッドでフリックすると、ゴール左に流れたボールにサビッチと共に飛び込んだコレアがワンタッチで流し込む。さらに、直後の44分にはエレーラからのロングフィードを受けたロージ、カラスコと左サイドを完璧に崩し、ボックス左のライン際でカラスコがマイナスに折り返したボールを再びコレアが見事な反転シュートで右隅に流し込んだ。

コレアのドブレーテの活躍によって2点リードで試合を折り返したアトレティコは、ここ最近の得点力不足が嘘のように攻撃陣が爆発する。

49分、自陣中央のサウールからのフィードに完璧なタイミングで抜け出したカラスコがボックス外に飛び出したGKを冷静にドリブルでかわし、無人のゴールへ右足のシュートを流し込み、ベティス戦に続く2試合連続ゴール。さらに、53分には再びサウールのフィードに抜け出した左サイドのロージがサポートに来たコレアに繋ぐと、ボックス左から折り返したボールにフリーで走り込んできたジョレンテが右足で流し込み、4点目まで奪って見せた。

これで余裕の試合展開となったことで、シメオネ監督は殊勲のコレアとコケを下げてムサ・デンベレ、ビトロを61分に同時投入。対するエイバルは同じタイミングでドゥフル、A・ガルシアを下げてパウロ・オリベイラ、乾を投入。この交代で並びを[3-4-2-1]に変更し、乾は左のシャドーに入った。

この交代をキッカケに一矢報いたいエイバルだったが、逆にトドメの5点目を献上。68分、ボックス左でタメを作ったカラスコから短いマイナスのパスを受けたジョレンテが難なくシュートを流し込み、コレアに続くドブレーテを達成した。

その後、エレーラ、カラスコ、サビッチを下げてコンドグビア、トレイラ、フェリペを投入し、15分を残して5枚の交代枠をすべて使い切ったアトレティコは以降、エイバルの攻撃をシュート0に抑え込む完璧な試合運びでこのまま試合を締めくくった。

そして、両エース不在を感じさせないマニータの圧勝を飾ったアトレティコが3試合ぶりの勝利で首位キープに成功。一方、屈辱の大敗となったエイバルは3連敗含む泥沼の14戦未勝利となった。