セリエA第31節、トリノvsローマが18日にスタディオ・グランデ・トリノで行われ、ホームのトリノが3-1で逆転勝利した。

前節、ボローニャ相手のウノゼロの勝利で4戦ぶりの白星を手にした7位のローマ(勝ち点54)が降格圏手前の17位トリノ(勝ち点27)を相手に連勝を目指した一戦。

ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)のアヤックス戦を1-1のドローで終え、2戦合計3-2で準決勝進出を決めたフォンセカ率いるチームは、その試合からイバニェス、クリスタンテ、ヴェレトゥを除く先発7人を変更。ファシオやレイノルズという控え選手が起用されたほか、前線はペドロ、マジョラル、カルレス・ペレスのスペイン人トリデンテとなった。

試合は開始早々に動く。3分、ボックス手前中央でルーズボールに反応したヴェレトゥが引っかけて出した縦パスをペドロがワンタッチで裏へ流すと、これに反応したマジョラルが冷静にGKとの一対一を制す。当初、オフサイドの旗が上がったが、VARのレビューの結果、オンサイドでのゴールが認められた。

マジョラルの2試合連続ゴールによって敵地で最高の入りとなったローマだが、ここから相手に一方的に押し込まれるサンドバック状態に追い込まれる。サナブリアとベロッティの2トップを捕まえきれずに起点を作られると、過密日程の影響か、球際の強度、セカンドボールへの反応のいずれの局面でも劣り、相手のピッチをワイドに使った鋭い攻めに晒される。

ベロッティやサナブリアに加え、ルキッチやヴェルディと相手の2列目の選手も自由にしてしまい、再三の決定的なシュートを浴び続けるが、GKミランテの再三のビッグセーブによって辛くも失点を免れる。

前半30分を過ぎると、相手の攻め疲れや大味なプレーが目立ち始めたことで、ペドロを起点とした高速カウンターが幾度か発動するが、マンドラゴラの決死のシュートブロックやGKミリンコビッチ=サビッチの好守に阻まれ、2点目を奪い切ることができない。

劣勢も何とか1点リードで試合を折り返したローマはペドロを下げてムヒタリアンをハーフタイム明けに投入。50分にはヴェレトゥのFKをイバニェスがヘディングで合わせて最初の決定機を作ると、53分にもカルレス・ペレスの仕掛けから相手ゴールを脅かした。

これで流れを引き戻したかに思われたローマだったが、57分には左サイドに抜け出したアンサルディが右足に持ち替えて上げた完璧なクロスを古巣対戦のサナブリアに見事なヘディングで合せられて同点に追いつかれた。

この失点によってトリノの勢いが増す中で再び守勢を強いられたローマは、後半半ばに逆転まで持っていかれた。71分、マンドラゴラのスルーパスに反応したベロッティにDFファシオが振り切られてシュートまで持ち込まれると、これはGKミランテがビッグセーブで阻むも、直前に投入されたばかりのザザにこぼれ球を難なく流し込まれた。

逆転でのトップ4フィニッシュに向けて勝ち点逸は許されないローマは、直後に切り札のジェコやカルスドルプ、パストーレと攻撃的なカードを投入。だが、86分には後半途中投入のディアワラがザザへのファウルで2枚目のカードをもらい、痛恨の退場となった。

その後、パワープレーからクリスタンテにチャンスが転がり込むもシュートを枠に飛ばせずに絶好の同点機を逃すと、試合終了間際の92分にはビルドアップの場面でファシオがベロッティにボールをあっさりと奪われる信じがたいミスからプレゼントパスをリンコンに流し込まれ、万事休す。

残留争い中のトリノに今季初の連勝をプレゼントしたローマは、次節にアタランタとの直接対決を控える中での痛恨の敗戦によってトップ4フィニッシュの可能性が風前の灯となった。