ラ・リーガ第33節、ヘタフェvsレアル・マドリーが18日にコリセウム・アルフォンソ・ペレスで行われ、0-0のドローに終わった。なお、ヘタフェのMF久保建英はベンチ入りも出場機会はなかった。

前節、バルセロナとのエル・クラシコを2-1で制した2位のマドリー(勝ち点66)は、首位のアトレティコ・マドリーとの勝ち点差を1ポイントに縮めた。そして、ラ・リーガ5連勝を狙う今節は15位のヘタフェ(勝ち点30)との自治州ダービーに臨んだ。

直近のチャンピオンズリーグ(CL)では敵地アンフィールドで0-0のドローに持ち込み、リバプールを破ってベスト4進出を決めたジダン率いるチーム。だが、重要な3連戦を無敗で終えたチームは、その代償にルーカス・バスケス、メンディが相次いで負傷離脱。さらに、今節ではカゼミロとナチョをサスペンションで欠く上に新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者となったバルベルデが起用不可に。

この緊急事態を受け、急造の最終ラインはオドリオソラ、ミリトン、チュスト・ガルシア、マルセロとなり、クロースとベンゼマのベンチスタートを受け、マリアーノとイスコが代役を担うことになった。

対して5戦未勝利と低迷が続くヘタフェは、保有元相手に2試合連続スタメン起用が期待された久保がベンチスタートとなり、2トップにはマタとウナルが並んだ。

飛車角抜きのマドリーに対して予想外に攻撃的な入りを見せたヘタフェが先にチャンスを作り出す。立ち上がりに続けてセットプレーを得た中で6分にゴール前のマタがファーストシュートを放つと、直後の7分にもマティアス・オリベラとニョムがゴール前に飛び込んで決定機に絡む。

一方、何とか序盤の劣勢を撥ね返したマドリーは8分にミリトンからの縦パスに抜け出したマリアーノがボックス内でGKをかわして無人のゴールへシュートを流し込む。だが、VARのレビューの結果、わずかにオフサイドラインを越えていたとの判定でゴールは認められず。

以降は連動性と運動量、アグレッシブさで上回るヘタフェが急造布陣でしっくりいかない相手の隙を突いて押し込む形に。10分にアランバリが枠のわずか左に外れる際どいシュートを放てば、23分にはマクシモビッチのクロスにゴール前で反応したマタが巧みなバックヘッドシュートを放つが、これは惜しくも右ポストを叩いた。

対するマドリーも28分にはマルセロからの絶妙なクロスに反応したマリアーノにこの試合2度目の決定機が訪れるが、これはDFティモルの見事なゴールカバーに掻き出されて先制点とはならず。さらに、徐々に盛り返した前半終盤の39分にはオドリオソラからの好クロスをゴール前のヴィニシウスが頭で合わせるが、枠の左を捉えたシュートはGKソリアにキャッチされた。

0-0のイーブンで折り返した後半も試合展開に大きな変化はなし。それでも、全体の動き出しの少なさ、距離感の問題を抱えてボール回しが停滞するマドリーに対して、ヘタフェの高い位置でのボール奪取が嵌りショートカウンターからフィニッシュの場面を創出。59分にはその形からマタとパス交換したウナルがペナルティアーク付近から決定的な右足のシュートを放つが、これはGKクルトワのビッグセーブに阻まれた。

後半も流れが悪いマドリーは65分、マリアーノに代えて切り札のベンゼマ、ロドリゴに代えてこれがトップデビューとなる20歳MFアントニオ・ブランコを投入。この交代によって[4-3-3]に並びを代えて、ピボーテにブランコ、ドブレピボーテのイスコとモドリッチがインテリオールにポジションを上げた。

前半からのハイペース、相手の3トップが主力に入れ替わったことを受けボルダラス監督は、マタに代えてすでに投入したアンヘルに続き76分にはアレーニャを下げてダミアン・スアレスを投入。本職サイドバックのウルグアイ代表DFを右サイドハーフに置き、引き分け良しの戦い方にシフト。それでも、78分にはククレジャのボール奪取からショートカウンターに転じると、マクシモビッチが放ったミドルシュートがDFにディフレクトしてゴールに向かう。しかし、これもGKクルトワのビッグセーブに阻まれる。

その後も膠着状態が続く中、ヘタフェは試合終了間際にウナルを下げて前節トップデビューのホセテ・ミランダを最後のカードとして投入。これにより、久保の古巣対戦は実現せず。

そして、試合はこのまま0-0でタイムアップを迎え、多数の主力を欠いたマドリーは格下相手に守勢を強いられながらも、守護神の活躍もあって最低限の勝ち点1を持ち帰ることになった。

なお、今節先に試合を行っていたアトレティコが勝利していたため、両者の勝ち点差は再び3ポイントに広がっている。