マンチェスター・ユナイテッドで副会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるエド・ウッドワード氏が辞任を申し入れたことが判明した。イギリス『Talksport』など複数メディアが報じている。

現時点でユナイテッドは各メディアからの問い合わせにノーコメントを貫いているが、18日の創設発表からわずか数日でプロジェクト消滅の危機を迎えているヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)に関連した事情による辞任となった模様だ。

一部ではESL参戦に関して選手間での緊急ミーティングを開いたキャプテンのDFハリー・マグワイアら主力選手との衝突も、辞任の一因となったと報じられている。

なお、ウッドワード氏は即時辞任ではなく2021年末までの任期を全うする予定だという。

ウッドワード氏は、2005年にアメリカの実業家グレイザー・ファミリーが歴史的なクラブ買収を行った際にアドバイザーを務めた関係でユナイテッドでのキャリアをスタート。2013年からはCEOに就任し、ここ数年では経営面に加えて、クラブの補強部門の実権も握っていた。

なお、欧州サッカー連盟(UEFA)のチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)に対抗するものとして、計画されたESL。18日に参戦合意の12クラブが明らかになり、今後も新たに3クラブが常任クラブに加わった上で、成績に応じて5クラブを追加した20チーム制の大会になる構想も伝えられていた。

しかし、UEFAと国際サッカー連盟(FIFA)、各国のサッカー協会、各国リーグの反発に加え、世論や自クラブからの猛反発により、チェルシーやマンチェスター・シティ、バルセロナ、アトレティコ・マドリーなどのクラブが相次いで参戦撤回に翻意したと言われており、このままプロジェクト消滅が決定的となっている。

これを受けてウッドワード氏に続き、ESLの副会長を務めるユベントスのアンドレア・アニェッリ会長にもクラブ会長辞任の報道が出ており、今回のプロジェクトの首謀者の一人でもあるレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長に関してもドミノ式に辞任に追い込まれる可能性が浮上している。