明治安田生命J1リーグ第11節、清水エスパルスvs湘南ベルマーレが25日にIAIスタジアム日本平で行われ、1-1の引き分けに終わった。

両チーム10試合消化時点で勝ち点を「10」とし、得失点の差で清水エスパルスが16位、湘南べルマーレが15位に位置。今季は降格が4チームとなっており、互いに残留ライン付近から早々に抜けるための重要な一戦となる。

清水は公式戦5試合勝ち無しで得点もわずか1ゴールのみ。だが、前節までと同様[4-4-2]のシステムを採用し、スタメンも前節から変更は無し。唯一の得点を挙げたエウシーニョは今節も先発出場となった。対する湘南は前節からスタメンを2枚入れ替え、前節までと同じく[3-3-2-2]のシステムを採用。左ウイングバックに古林、2トップに大橋と石原直樹を起用した。

立ち上がりは清水が主導権を握る。1分に相手陣地で奪ったボールを、ボックスの外からチアゴ・サンタナがオープニングシュートを放つ。さらに16分、エウシーニョのパスから西澤がボックス内に運びシュートを放つも、相手のブロックに阻まれる。

攻め込まれる湘南は最終ラインに5人並べてカウンターを狙っていく。だが、運動量でカウンターに厚みをつけるが、清水の素早い帰陣に阻まれフィニッシュまでは持っていけない。

そんな中、16分に湘南にアクシデントが起こる。石原直が突如ピッチ上で座り込んでしまい、足を痛めて続行が不可能に。一時はピッチ外で治療を受けるが、結局、町野との交代を余儀なくされてしまった。

そんな湘南を尻目に清水は35分、チアゴ・サンタナが敵陣でボールを奪って奇襲を仕掛ける。相手に囲まれボールをロストするが、こぼれ球を拾った鈴木唯人が相手をかわしてフィニッシュへ。しかし、爪先で狙ったシュートは枠を捉えることはできなかった。

前半は繋ぐ清水、速攻の湘南という構図。加えて両チームとも多くの運動量でハイプレスをかけ、相手陣地でボールを奪ってチャンスを生み出すが、ゴールレスで前半が終了する。

後半立ち上がりの49分、清水に決定機が訪れる。自陣からエウシーニョがチアゴ・サンタナにスルーパスを送ると、チアゴ・サンタナがこれを後ろから走ってきた中山に落とす。ボックス手前から中山がボールを運びシュートを放つが、ここは湘南のGK谷が右手1本で守って見せた。

攻め込む清水にようやくその瞬間が訪れる。60分、入ったばかりの中村が左サイドから仕掛け、ボックス手前右のエウシーニョへパス。エウシーニョがそこから左足でクロスを送ると、ボックス中央で待ち構えていたチアゴ・サンタナがヘディングシュートを突き刺して、均衡を破った。

ここから清水の攻勢はさらに強まり、74分には右サイドでフリーになっていた中山がボックス内まで運びグラウンダーのクロス。チアゴ・サンタナがしっかり合わせるが、湘南DFの身体を張ったブロックに阻まれてしまう。

このまま清水の流れで試合が終わるかと思われた87分、同点弾が生まれる。途中交代の茨田が右から左へサイドチェンジを起点に、同じく途中出場の毛利が左足でアーリークロス。最後はウェリントンが強烈なヘディングシュートを叩き込み、交代3選手の力で同点追い付いた。

このゴールで俄然熱量を増した両チームは、素早いカウンターを次々に展開し、何度もゴールに迫っていく。しかし、結局試合は1-1で終了。両チームとも下位争いからは抜け出せずにいる。

清水エスパルス 1-1 湘南ベルマーレ
【清水】
チアゴ・サンタナ(後15)
【湘南】
ウェリントン(後43)