プレミアリーグ第34節、エバートンvsアストン・ビラが1日にグディソン・パークで行われ、アウェイのアストン・ビラが1-2で勝利した。

前節、アーセナルとの接戦をモノにしてリーグ6戦ぶりの白星を手にした8位のエバートン(勝ち点52)。11位のアストン・ビラ(勝ち点45)を相手に連勝を狙った一戦では、アーセナル戦と全く同じスタメンを採用。ただ、ウォームアップ中にふくらはぎを痛めたハメス・ロドリゲスがプレー不可能となり、直前にイウォビが急遽スタメンに入った。

ハメス不在によってエバートンは最前線にキャルバート=ルーウィン、2列目に右からイウォビ、シグルドソン、リシャルリソンを配した[4-2-3-1]でスタート。試合は立ち上がりからオープンな展開を見せた。

まずは13分、最終ラインでボールを持っていたDFホルゲイトにプレッシャーをかけたワトキンスがボールを奪い切り、慌てて飛び出してシュートコースを消しにきたGKピックフォードのポジションを見極めてゴール左隅へシュートを流し込んだ。

痛恨のミスから先に失点したエバートンだが、すぐさま試合を振り出しに戻す。19分、右CKの場面でディーニュがファーに浮き球で入れたボールを競り勝ったキャルバート=ルーウィンが強烈なヘディングシュートで決め切った。

さらに、畳みかけるホームチームは23分にもディーニュの左サイドからのアーリークロスに反応したキャルバート=ルーウィンがダイビングヘッドでゴールを狙うが、これはGKマルティネスのビッグセーブに阻まれる。

すると、前半半ばから終盤にかけてはアウェイのビラが主導権を握り返す。切り替えの鈍さ、2セントラルMFの脇が空くエバートンの守備に対して古巣対戦のバークリーを起点として攻撃が機能。32分にはゴール前の混戦からエル・ガジがクロスバー直撃のシュートを放てば、37分にも中央で浮いたバークリーが左ポスト直撃のミドルシュートを放つなど、勝ち越しゴールまであと一歩という鋭い攻撃を幾度も見せた。

ビラペースも1-1のイーブンで折り返した試合は、ハーフタイムにきっちり修正を施したエバートンが優勢に試合を運ぶ。前半に比べて守備が改善されたホームチームは左サイドのリシャルリソンに良い形で縦パスが入る回数が増え、ブラジル代表FWの打開力で際どい場面を作り出す。

後半半ばを過ぎると、試合は完全に膠着状態に陥ったが、先にゴールをこじ開けたのは、またしてもアウェイチームだった。80分、ペナルティアーク付近で右サイドのトラオレから斜めのパスを受けたエル・ガジが流れるようなフィニッシュワークから見事な右足のコントロールシュートをゴール右上隅に突き刺した。

逆転でのトップ4フィニッシュに向けて勝ち点逸は許されないエバートンは、ここから前がかってゴールを目指す。だが、85分にボックス手前でキングが放った右足のミドルシュートはわずかに枠の左に外れ、絶好の同点機を逸した。

結局、エル・ガジのファインゴールが決勝点となった白熱の一戦に敗れたエバートンは、1試合未消化ながらも4位チェルシーとの勝ち点差が9ポイントに広がった。