チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、チェルシーvsレアル・マドリーが日本時間5日28:00にスタンフォード・ブリッジでキックオフされる。1週間前に行われた1stレグでは、1-1でチェルシーがアウェイゴールを持ち帰り、わずかながらアドバンテージを手にした。

通算4度目の顔合わせとなった1stレグ。素早いパス回しと効率的なプレス回避で序盤の主導権を握ったチェルシーが、14分にロングボールに抜け出したプリシッチのゴールで先制する展開に。しかし、百錬錬磨のマドリーもすぐさま反撃。29分にCKからベンゼマが決めて、わずかなチャンスを確実にモノにする勝負強さを見せた。

劣勢だったマドリーからすると、最小限の被害に抑えた1stレグは悪くない結果だが、その試合で先月復帰したばかりのカルバハルが再びハムストリングを負傷し、今季中の復帰は絶望的に。さらに、その後のラ・リーガのオサスナ戦では、快勝を収めたものの守備の要であるヴァランまで負傷。ルーカス・バスケスを加えた主力3選手を欠いて臨むことになる。

一方で、1stレグを欠場していたセルヒオ・ラモスやメンディ、バルベルデが出場可能に。また、4日にスペイン地方選挙の投票所での作業者の予備リストに入っていたマルセロに関しても、同じく予備リストに入っていた年配の女性が代わりに業務を行うとの申し出によって無事メンバー入りを果たした。

対して、チェルシーはアウェイゴールを奪ったとはいえ、内容を見れば勝っておきたかったというのが正直なところ。チャンスシーンも少なくなかっただけに、スコア以上に悔やまれる結果となった。マドリー戦を含めて、公式戦ここ5試合で3ゴールだったチームは、1日に行われたプレミアリーグのフルアム戦では、ハヴァーツの2ゴールで6試合ぶりの複数得点を記録した。マドリー同様に勢いを持って運命の2ndレグを迎えられそうだ。

◆チェルシー◆
【3-4-2-1】
予想スタメン(C)CWS Brains,LTD.
GK:メンディ
DF:クリステンセン、チアゴ・シウバ、リュディガー
MF:アスピリクエタ、ジョルジーニョ、カンテ、チルウェル
MF:プリシッチ、マウント
FW:ハヴァーツ

負傷者:コバチッチ
出場停止者:なし

1stレグに引き続き、太もものケガに苦しむコバチッチはメンバー外に。フルアム戦を欠場したリュディガーや、その一戦で背中を強打したマウントの出場は問題ないようだ。出場停止もなく、前回と同じメンバーで挑むことになる。スタメンに関しては、1stレグと同じ11人でほぼ間違いないだろうが、ワントップはヴェルナーではなく、直近の試合で2ゴールを挙げた精神面やコンディション面を考慮してハヴァーツが入ると予想する。

◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
予想スタメン(C)CWS Brains,LTD.
GK:クルトワ
DF:オドリオソラ、セルヒオ・ラモス、ミリトン、メンディ
MF:モドリッチ、カゼミロ、クロース
FW:アセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウス

負傷者:ルーカス・バスケス、ヴァラン、カルバハル
出場停止者:なし

前述したように、セルヒオ・ラモスやメンディ、バルベルデが復帰した一方、ヴァランとカルバハルが故障者リスト入り。そのため、今回のスタメンでキーとなるのが右サイドだ。[4-3-3]のオドリオソラ起用が最もノーマルだが、ここにリバプール戦2ndレグのようにバルベルデを置くことも考えられる。また、チェルシー戦1stレグで採用した[3-5-2]も選択肢の一つだ。

★注目選手
チェルシー:エンゴロ・カンテ(C)CWS Brains,LTD.
チェルシーの注目選手は、1stレグで大車輪の活躍を披露したカンテだ。守備力の高さが注目されることの多いカンテだが、1stレグではプレス回避におけるパス回しやボールの持ち出しが非常に効果的で、フランス代表MFを起点としたカウンターが何度も相手を窮地に陥れた。それでも、得点が必須のマドリーが前がかりになる2ndレグにおいては、得意の守備での貢献が求められる。強力な攻撃を封じ、2試合連続のマンオブザマッチの選ばれる活躍を期待したい。

レアル・マドリー:トニ・クロース(C)CWS Brains,LTD.
1stレグ同様にチェルシーの優勢を予想するならば、トニ・クロースの正確無比なキックは有力な打開策の一つとなる。特にリバプール戦1stレグの先制点をアシストしたプレーは真骨頂で、2点目の起点となったのもドイツ代表MFのロングボールだった。前回はカンテの圧力に押し負け、思うようなゲームメイクができなかった分、その壁を越えることができれば十分に勝機は生まれるはずだ。