プレミアリーグ第35節、リバプールvsサウサンプトンが8日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが2-0で勝利した。なお、サウサンプトンのFW南野拓実は契約上の問題で招集メンバー外となった。
 
前々節にニューカッスル相手に痛恨のドローとなった7位のリバプール(勝ち点54)は、2日に開催予定だったマンチェスター・ユナイテッド戦が対戦相手のサポーターによるスタジアムでの過激な抗議活動の影響で試合当日に延期となるアクシデントに見舞われた。
 
その影響により2週間ぶりの試合となった今節は15位のサウサンプトン(勝ち点37)を相手に公式戦4試合ぶりの白星を狙った。ニューカッスル戦からは先発2人を変更。負傷のオザン・カバクに代えてリース・ウィリアムズ、フィルミノに代えてフィリップスを起用。ファビーニョをアンカーに戻し、前線は右からサラー、ジョタ、マネの3トップとなった。
 
休養十分のホームチームは勝ち切れない直近数試合の反省を生かして立ち上がりから攻勢を仕掛けていく。ボール支配に加え、守備時も高い位置からプレッシャーをかけて攻守の主導権を掴むと、アレクサンダー=アーノルドのロングフィードに反応した10分のマネの決定機を皮切りに、サラー、ジョタがGKフォースターにファインセーブを強いる。さらに、28分にはアレクサンダー=アーノルドの右CKをワイナルドゥムが頭で合わすが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。
 
ゴール前あと一押しという状況が続くリバプールだが、30分には一転して大ピンチを迎える。DFフィリップスがテラに背後を取られて決定的なカウンターシーンに持ち込まれると、テラの折り返しに反応したボックス中央フリーのチェ・アダムスにシュートを許すが、ここはGKアリソンが見事な飛び出しでシュートコースを消してブロック。さらに、こぼれ球を回収したレドモンドのシュートも素早くポジションを取り直した守護神がきっちり防いだ。
 
すると、守護神の連続ビッグセーブに触発された攻撃陣が直後にゴールをこじ開ける。31分、相手ボックス手前でルーズボールを回収したファビーニョがボックス右角のサラーに繋ぐと、サラーからファーに走り込んだマネに絶妙な浮き球のクロスが供給される。そして、セネガル代表FWが古巣のゴールへヘディングで流し込んだ。
 
先制に成功したリバプールは以降も攻撃の手を緩めずに積極的に追加点を狙うが、サラーの決定的なシュートが相手DFのブロックに遭うなど前半の内に2点目を奪うまでには至らず。それでも、レドモンドやテラの決定機を危なげなく凌ぎ切り、1点リードで試合を折り返した。
 
互いに選手交代なしで臨んだ後半も先にゴールに迫ったのはリバプール。49分、ロバートソンからパスを受けたボックス左のジョタが角度のないところから左足のシュートを放つが、これはニアを消していたGKフォースターの好守に遭う。
 
以降はなかなか決定機まで持ち込めないものの、集中した守備でリードを維持するリバプール。だが、66分にサウサンプトンのオバフェミ、ディアロの同時投入という交代策によって徐々に劣勢を強いられる。
 
盛んに背後を狙うオバフェミにスピード不足のセンターバックコンビが幾度か入れ替わられる場面を作られる中、GKアリソンが見事な飛び出しや決定的なシュートストップでピンチを救った。
 
その後も2点目が遠い中で逃げ切りを意識し始めたクロップ監督は79分にジョタを下げてフィルミノ、87分にサラーを下げてオックスレイド=チェンバレンをピッチへ送り出す。すると、この逃げ切り策が結果的に試合を決める追加点をもたらした。90分、相手陣内左サイドでマネとの連携でボールを奪い切ったフィルミノからボックス手前でパスを受けたチアゴがペナルティアーク付近まで切り込んで丁寧な右足のコントロールシュートをゴール右隅へ流し込んだ。
 
そして、途中投入フィルミノのお膳立てからチアゴに待望の加入後初ゴールが生まれたリバプールはこのまま試合をクローズ。守護神アリソンに救われる場面は多かったものの、きっちり格下相手に勝ち切って公式戦4戦ぶりの白星を挙げてトップ4争いに何とか踏みとどまった。