欧州各国のリーグ戦が佳境を迎え、すでに降格クラブが決定しているリーグもある中、プレミアリーグは今節にも全3チームが決まる可能性がある。

今節を入れて残り4試合となったプレミアリーグ。上位ではマンチェスター・シティの優勝が秒読み段階の中、残留争いではすでにシェフィールド・ユナイテッドの降格が決定。残り2枠を避ける戦いが続いているが、絶対的不利な状況に瀕しているのが、WBAとフルアムだ。

勝ち点「26」で19位のWBAは、昨年12月半ばに、それまでわずか1勝にとどまっていたスラヴェン・ビリッチ前監督を解任し、“残留請負人”の異名を持つビッグ・サムことサム・アラダイス監督を招へい。しかし、その後も思うような成果は残せず、1年での降格まであと一歩の崖っぷちまで来てしまった。

負ければその時点で降格が決まる今節の相手はアーセナル。相手はヨーロッパリーグ敗退直後で消沈中だが、アラダイス監督個人としては、プレミアリーグでアーセナルに一度も勝ったことがない(3分け11敗)。一方でクラブとしては、今回の舞台となるエミレーツ・スタジアムでは直近5試合で敗れたのは一度のみとなっている。

勝ち点「27」で18位のフルアムも1年での降格が迫っている。2019年2月に就任したスコット・パーカー監督体制で3シーズン目を迎えたが、WBA同様こちらもここまでわずか5勝と苦しいシーズンに。奇跡の残留を信じて臨む今節は、17位バーンリーとの対戦だ。

バーンリーとの勝ち点差は「9」となっており、勝てば一縷の望みを繋げられるものの、負ければWBAとともに即降格。WBAはたとえアーセナルに勝利したとしても、フルアムが負ければ降格という他力本願の状況だ。

だが、フルアムはホームでのバーンリー戦は過去9試合で8勝。残留は限りなく不可能に近いが、一矢報いることはできるだろうか。