コロナ禍で行われた異例のシーズンもいよいよ最終節。イングランドでは徐々にスタジアムにファンが戻ってきている中、前節はチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争うチェルシーとレスターが直接対決。その3日前に行われたFAカップ決勝で、同じくレスターに苦杯をなめさせられたチェルシーだったが、ホームのサポーターの声援を背に2-1で勝利。3位浮上に成功した。

勝てば3位フィニッシュとなるチェルシー(勝ち点67)の最終節の相手はアストン・ビラ。舞台となるビラ・パークでの試合は直近3試合全勝で、ここ9シーズンでの最終節の成績は6勝2分け1敗。しかし、プレミアリーグにおいて最終節でアストン・ビラと対戦したことは過去に4回あるが、その戦績は1分け3敗と苦戦している。負ければレスターやリバプールに抜かれて5位転落の可能性も残す、まさに大一番。29日に控えるCL決勝に向けても弾みをつけておきたい。

前節はアウェイでバーンリーを0-3で一蹴し、土壇場でレスターを抜いてCL出場圏内に返り咲いたリバプール(勝ち点66)。今季は負傷者が相次いだことで苦戦が続き、クロップ監督もCL出場権獲得のチャンスに「予想していなかった」と話す。運命の最終節は、かつてリバプールも率いたロイ・ホジソン監督の退任が決まっているクリスタル・パレスと対戦。12月に行われたセルハースト・パークでの一戦は、南野拓実の先制ゴールを皮切りに7ゴールを奪い圧勝しており、サディオ・マネはパレス相手に7試合連続ゴール中だ。

5位転落で窮地に立つレスター(勝ち点66)は7位トッテナム(勝ち点59)との強豪対決に挑む。チェルシーとリバプールが共に勝利を収めた場合、残された道は現状で4点差となっているリバプールとの得失点差を上回ることだが、相手がトッテナムということもあり現実的ではなく、やはり彼らの躓きを期待するしかない。

一方のトッテナムは、この試合に勝利し、6位のウェストハム(勝ち点62)がサウサンプトンに敗れると、来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得できる。レスターがFAカップ優勝ですでにその権利を手中にしているためだ。前回対戦ではホームで0-2で敗れており、負ければ1998-99シーズン以来のダブルを許すことになるが、過去10シーズンにおいて、最終節で敗れたのは一度だけとなっている(7勝2分け)。

なお、5位以内が確定しているレスターのFAカップ優勝によるEL出場権の6位への繰り下げに伴い、来季から開幕するヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)の出場権も7位にダウンしており、ウェストハムやトッテナムをはじめ、8位エバートン(勝ち点59)、9位アーセナル(勝ち点58)、10位リーズ(勝ち点56)にチャンスが巡ってきている。

◆プレミアリーグ第38節
5/23(日)
《24:00》
レスター・シティ vs トッテナム
ウォルバーハンプトン vs マンチェスター・ユナイテッド
ウェストハム vs サウサンプトン
シェフィールド・ユナイテッド vs バーンリー
フルアム vs ニューカッスル
リーズ vs WBA
アーセナル vs ブライトン
アストン・ビラ vs チェルシー
マンチェスター・シティ vs エバートン
リバプール vs クリスタル・パレス