明治安田生命J1リーグ第16節、ガンバ大阪vs徳島ヴォルティスが27日にパナソニックスタジアム吹田で行われ、ホームのG大阪が2-1で徳島を下した。

G大阪は、前節アウェイでFC東京と対戦し、開始早々の失点が響いて0-1の敗戦に終わった。4連敗とトンネルから抜け出せないなか、今節はキム・ヨングォンを今季初めてスタメンで起用。三浦、昌子、キム・ヨングォンを最終ラインに並べ、塚元、小野瀬をウイングバックに、パトリックを最前線に置いた[3-4-2-1]のシステムで臨んだ。

一方の徳島は、第15節は名古屋グランパスとホームで対戦し、上位相手に価値あるドロー。2戦連続のクリーンシートにはポジティブな感触を抱きつつ、ここ6試合で3得点という攻撃面での課題も有している。

序盤は徳島が幅を使ったボール回しで気をうかがうも、守備時は[5-4-1]の形をとって後ろに比重を置いたG大阪を前に効果的にクサビを入れられない。互いに慎重な入りを見せたなかで、最初のチャンスは徳島が作る。

7分、GK上福元からのロングパスを宮代が競り、こぼれたボールを垣田が拾ってスルーパス。杉森がボックスに進入して左足で狙うも三浦にブロックされ、続くCKもフィニッシュにはつなげられなかった。

G大阪は高いライン設定をした徳島の背後を一本のパスで狙いにいく。16分には自陣からロングボールを使ってパトリックを走らせるも、好判断で飛び出してきたGK上福元がしっかりと対応した。

飲水タイム明けにギアを一段上げたG大阪は27分に試合を動かす。キム・ヨングォンがドリブルで持ち上がると、矢島、倉田を経由して右サイドまで展開される。小野瀬が深い位置からワンタッチでグラウンダーのクロスを送ると、ゴール前で合わせたのはパトリック。冷静に沈めて先制に成功した。

G大阪はリードを奪ったことでカウンターを生かしやすい展開に。37分には矢島が奪ってから即座に前へ付け、宇佐美がボックス手前から右足で狙うも枠の右へ外してしまう。直後にも人数をかけない攻撃から塚元が狙うも、GK上福元に防がれた。

ビハインドで折り返した徳島は、キックオフ直後から攻勢に出て左からのCKを獲得すると、G大阪の育成組織出身・小西のクロスにドゥシャンが合わせるも、ヘディングシュートは枠の左へそれてしまう。

57分には右サイドからの岸本のクロスが伸びて結果的にゴールを脅かすコースへと飛んでいく。逆を取られた格好になったGK東口だが、背走から辛うじてキャッチした。

さらに攻め立てる徳島は、宮代が垣田とのワンツーで抜け出すと、三浦に背後からチャージを受けてPKを獲得する。これをJリーグ通算300試合の節目を迎えたキャプテンの岩尾がGK東口の逆を突いて右隅に流し込み、67分に試合を振り出しに戻した。

同点とされたG大阪は72分、ボックスの手前から奥野が浮き球のパスをゴール前に送ると、GK上福元とパトリックが競り合ってボールはこぼれる。反応した宇佐美が強烈なダイレクトボレーをネットに突き刺し、再びリードを奪った。

反撃に出る徳島は、78分にボックス手前でクリアボールを拾った小西が小さく横へはたき、宮代がダイレクトで狙うも、枠を捉えられない。

79分には互いに2枚ずつ選手を入れ替える。G大阪は小野瀬、倉田を下げて高尾、一美を投入して運動量を保とうと試みる。徳島は宮代、杉森に代えて渡井、西谷を送り出して前線の活性化を図った。

後半のアディショナルタイムには徳島がパワープレーを仕掛け、ボックス内にはドゥシャンも含めて4人が待つなか、西谷のクロスに垣田が頭で合わせるも、薄く当たってしまい枠の右へそれていく。

終盤の猛攻をしのぎ切ったG大阪が8試合ぶりの勝利で連敗を4でストップ。今季ホーム初勝利を挙げ、歓喜のガンバクラップを披露した。一方の徳島は、一時は追い付きながらも、3試合ぶりの敗戦となった。

ガンバ大阪 2-1 徳島ヴォルティス
【G大阪】
パトリック(前27)
宇佐美貴史(後27)
【徳島】
岩尾憲(後22)

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