YBCルヴァンカップのプレーオフステージ、ヴィッセル神戸vs浦和レッズの第1戦が6日にノエビアスタジアム神戸で行われ、1-2で浦和が勝利した。

Bグループ2位でにプレーオフステージ進出を決めた神戸と、混戦のCグループを首位で勝ち抜いた浦和。両チームは5月26日にリーグ戦第15節で対戦したばかりで、その際はホームの浦和が2-0で勝利している。

古橋、フェルマーレンが代表招集のために不在の神戸は、セルジ・サンペールを中盤の底に置いた[3-5-2]でスタート。浦和はトーマス・デンがグループステージ最終節以来、今季公式戦2戦目の出場となった。

試合は開始早々に動く。3分、神戸は山口のクロスから左CKを獲得すると、初瀬が左足でアウトスイングのクロスを送る。ニアでサンペールフリックし、ゴール前でドウグラスが合わせて先制点を奪った。

7分にはサンペールのスルーパスに反応した山口がボックス右の深い位置から折り返す。相手に寄せられながらマシカが合わせるが、枠には飛ばせなかった。

右サイドからの攻撃を繰り返す神戸。17分にはハーフウェーライン付近でボールを奪うと、イニエスタから斜めのパスが送られる。マシカが受けてボックス手前の右かかループで狙うも、GK西川に読まれてキャッチされた。

神戸のポゼッションの前に守備のはまらない浦和だったが、30分に高い位置でのボール奪取に成功。宇賀神は素早く縦に当て、関根がドリブルでボックス内まで持ち込んで左足で狙ったが、大崎のブロックに阻まれた。

両チームともに徐々に守備ブロックの形成に重きを置き始めたため、互いにボールを持った時には最終ラインから中盤の間でゆとりを持ってパスを回せる展開が続く。

このままハーフタイムを迎えるかと思われたが、アディショナルタイムに再びスコアが動く。左からの関根の大きなサイドチェンジを田中がダイレクトで折り返すと、ボックス内に伊藤敦樹がフリーで侵入。落ち着いて流し込み、浦和が貴重なアウェイゴールを奪って前半を終えた。

後半に向けて先に動いたのは神戸ベンチ。大崎を下げて郷家を投入し、サンペールを最終ラインの中央へ配置して山口と郷家のダブルボランチ気味にシフトした。

前半と同様、後半の最初のチャンスも神戸が作る。53分、右CKの2次攻撃から初瀬が左足で滞空時間の長いクロスを送り、小林が頭で落としてマシカが狙う。だが、ヘディングシュートはGK西川にセーブされてしまう。

63分には興梠のヘディングシュートが相手DFの手に当たったとして、浦和の選手はハンドを猛アピールするも、西村主審は毅然とした態度で退けた。一方の神戸は65分、初瀬のクロスに佐々木が頭で合わせるも、ここは明本が体を寄せてブロックした。

神戸が自陣でボールを回す中で、思わぬ形でスコアは動く。山口からのバックパスをボックス内で処理しようとした菊池がまさかのスリップ。興梠がこれを見逃さずに反応すると、GK前川の動きを見極めて鮮やかなループシュートで浦和が逆転に成功した。

リードを奪った浦和だったが、トーマス・デンが負傷でピッチに倒れ込んでしまう。これを機に77分、3枚同時交代を決行。ゴールを挙げた興梠、宇賀神も下げて岩波、杉本、西を送り出す。

追いかける神戸は85分、リンコンが佐々木とのパス交換を経てドリブルを開始。細かいタッチでボックスに進入してリターンパスを送ると、佐々木が落としてイニエスタがシュート。しかし、右足の強烈なミドルシュートはクロスバーの上へ外れた。

何としても追い付きたい神戸は後半のアディショナルタイムには右サイドの深い位置でFKを獲得。イニエスタがグラウンダーのボールをペナルティエリア外へ送ると、走り込んできた山口のシュートは枠を捉えることができなかった。

結局、このままタイムアップを迎え、浦和がアウェイゴールを奪っての逆転で先勝を収めた。第2戦は13日に浦和駒場スタジアムで行われる。

ヴィッセル神戸 1-2 浦和レッズ

【神戸】
ドウグラス(前3)
【浦和】
伊藤敦樹(前46)
興梠慎三(後26)