ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が、ユベントス時代を振り返った。『フットボール・イタリア』が伝えている。

サッリ監督は2019年6月、過去に指揮をとったナポリのファンからは「裏切り者」のレッテルを貼られながらも、ユベントスの指揮官に就任。セリエAでは終盤の失速こそあったが、26勝5分7敗の成績を残し9連覇を達成した。

一方で、クラブが最大の目標として掲げていたチャンピオンズリーグ(CL)は、ラウンド16で格下と見られていたリヨンに敗戦。この結果が重くのしかかり、タイトルを獲得しながらも1年で解任となった。

その後は沈黙を貫き、1年間休養をとっていたサッリ監督だが、6月にラツィオの指揮官に就任。イタリア『Sport Italia』に出演した際、ユベントスでの難しい時期について口を開いた。

「この332日の間、私は公に言葉を発することなく家族と一緒にいた。多くの本を読み、多くの試合を観戦したよ。それから、私の最も好むものの一つであるサイクリングレースもたくさん見た。今シーズンは特殊で、(監督業に)復帰したいと思う状況ではなかったね」

「ユベントスではスクデット獲得が当たり前のようになっていた。クラブの外でも内でもね。皆優勝しても祝うことはなく、それぞれで食事に行っていたんだ」

「おそらく、ユベントスに行くべきは今シーズンだったかもしれない。4位であっても祝われていたからね。サッカーにおいて勝利は必然的なものではないんだ。一生懸命やっても、勝てない時はある」

「空っぽのスタジアムで行われる今シーズンのサッカーは、私を興奮させなかった。だからそこに参加していなくても、苦しさは感じなかったよ。ファンが戻ってきた今、私の中でサッカーへの欲望は再び優位に立っている」

また、サッリ監督はポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを指導する難しさについて言及。一方で、今シーズンは不調に陥っていたアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラについては称賛している。

「ロナウドのマネジメントはあらゆる観点から見て単純ではない。彼の関心は通常の範囲を超え、チームやクラブをも超えている。私は監督でありマネージャーではなかったから、そうしたところの管理は難しいね。とはいえ、ロナウドは最終的には数字をもたらしてくれる。ただ、近年は皆が選手のことばかりを話して、チームについては話さない」

「ディバラはチャンピオンであり、ここからのリカバリーは難しくないだろう。彼にとって今シーズンは奇妙な1年であり、多くの負傷を抱えてしまった。とはいえ、彼ほど質の高い選手であれば、回復するのは簡単だ」

「ユーベにとっては決断の時が来ている。彼と共に歩むのか、売却するかのどちらかだ」

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