デンマーク代表のカスパー・ヒュルマンド監督が、MFクリスティアン・エリクセン離脱後にチームを支えたものについて語った。イギリス『ミラー』が伝えている。

6月に開幕したユーロ2020のグループステージ初戦、デンマークはフィンランド代表との試合中にエリクセンが心臓発作で倒れるアクシデントに見舞われた。幸いエリクセンは一命を取り留めたものの、チームからは離脱。絶対的な司令塔を失ったチームはグループステージ連敗を喫し、敗退が濃厚とされていた。

しかし、最終節のロシア代表戦で大勝を収めグループステージを2位で通過したチームは、決勝トーナメントに突入してからも勢いが衰えず、3日に行われたチェコ代表との準々決勝でも勝利。準決勝進出を決めている。

イングランド代表との準決勝に向けた試合前公式会見に出席したヒュルマンド監督は、エリクセンの離脱が国中を一つにしたとコメント。多くのサポートをしてくれた国民に対して、結果で恩返しがしたいと語った。

「クリスティアンという最高の選手を失い、彼無しの状態でプレーすることがアドバンテージになるはずがない。しかし、我々がここにいるということは当然ながら何かが起こったのだ。それは、デンマークの人々からのサポートや思いやりだった」

「クリスティアンを失った後のベルギー戦、ロシア戦は感情的にとても難しい時期だった。我々は何ができるかわからなくなっていたんだ。しかし、デンマークの人々の思いやりが、我々に戦ってベストを尽くす理由を与えてくれたのだと思う」

「チームは今、デンマークの老若男女問わずあらゆる人々と緊密に連携している。そして我々は、いくつかの瞬間と勝利によって恩を返していきたい。サッカーを一度も見たことがなかった人でも、今このチームを応援してくれている。それは、我々が何者であるかを示しているからであり、デンマークのベストを示しているからだ」

「だからこそ、明日の試合では多くのことをする必要はない。最後の数試合で行ったのと同じことを試みて、それを実行できるようにしていく必要がある。準備はできているよ」

「選手とクリスティアンの間にはコミュニケーションがあり、私も彼と話をした。『君のことを考えている』と、何度も伝えたよ。我々は今も彼のため、彼と共にプレーしている。そこに疑いの余地はない」

「これがクリスティアンについて私が言える唯一のことだ。もし彼が決勝のスタジアムに来られるようになったとして、その舞台で我々がプレーしていることを願っている。そうなれば、本当に素晴らしい」

また、ヒュルマンド監督は準決勝の舞台がウェンブリー・スタジアムであり、多くのイングランドサポーターが集まることにも言及。逆にこうした状況が、イングランドにプレッシャーをかけることを期待した。

「イングランドには大きなプレッシャーがある。彼らは多くのサポーターの下でプレーするが、そこで大きなプレッシャーと期待がのしかかるだろう。我々はイングランドが感じるはずのプレッシャーを利用していきたい」


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