欧州サッカー連盟(UEFA)は、ユーロ2020決勝の主審にオランダ人レフェリーのビョルン・カイペルス氏を任命した。

7月11日にウェンブリー・スタジアムで開催されるユーロ2020決勝は、1968年大会以来、通算8度目の優勝を目指すイタリア代表と、大会初優勝を目指すイングランド代表との対戦が決定した。

その注目の一戦を裁くのは、チャンピオンズリーグ(CL)やワールドカップ、ユーロといった数々の国際大会を裁いてきたカイペルス氏となった。

2006年から国際審判員を務めるカイペルス氏は、UEFA主催大会においては2014年CL決勝のレアル・マドリーvsアトエティコ・マドリー、2013年と2018年のヨーロッパリーグ(EL)決勝のベンフィカvsチェルシー、マルセイユvsアトレティコ・マドリー。国際サッカー連盟(FIFA)主催大会においては2013年のコンフェデレーションズカップ決勝、2017年FIFA U-20ワールドカップ決勝を裁いた経験を持つ。

直近では2018年ロシア・ワールドカップでフォースオフィシャルを務めている。

今大会ではグループステージのデンマークvsベルギー、スペインvsスロバキア、準々決勝のチェコvsデンマークで主審を務めたほか、グループステージのイングランドvsクロアチアでフォースオフィシャルを務めていた。

また、アシスタントレフェリーはカイペルス氏と同じオランダ人レフェリーのサンダー・ヴァン・ルーケル氏、アーウィン・ゼインストラ氏。フォースオフィシャルにはスペイン人レフェリーのフアン・カルロス・ユステ・ヒメネス氏、VAR担当はドイツ人レフェリーのバスティアン・ダンケルト氏が任命されている。

なお、イギリス『デイリー・メール』が伝えるところによれば、カイペルス氏は2016年の年収が1150万ポンド(約17億4000万円)あったと言われており、“世界で最もリッチなレフェリー”として知られているという。

母国のナイメーヘン・ラドバウド大学で経営学の学位を取得した同氏は、オランダでスーパーマーケットチェーンの『Jumbo Kuipers』を共同で設立。同チェーンはオランダ人F1レーサーのマックス・フェルスタッペンのスポンサーを務めるなど、オランダでは有名な企業だという。

なお、決勝の2チームとカイペルス氏に関連する話題では、パリ・サンジェルマン(PSG)に在籍するイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティとの因縁がある。

PSGは今年5月4日に行われたCL準決勝2ndレグでマンチェスター・シティと対戦し、0-2で敗戦。その試合ではアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが一発退場となった他、PSGの選手に4枚のイエローカードが出されていた。

そして、主審を務めたカイペルス氏に再三詰め寄っていたヴェッラッティは、抗議の際に「ファック・ユー」と同氏から侮辱されたと試合後に明かし、大きな物議を醸していた。

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