明治安田生命J1リーグ第31節、鹿島アントラーズvs横浜FCが10月2日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、1-2でアウェイの横浜FCが勝利を収めた。

第30節はアウェイでセレッソ大阪相手に逆転勝ちを収めた鹿島。クラブ創設30周年を迎えてから最初のゲームでは、前節からスタメンを4人変更。常本、土居らに代わり、広瀬や荒木が先発に名を連ねた。

一方、前節は横浜FMとの神奈川ダービーをドローで終えた横浜FC。負傷交代したアルトゥール・シルバらに代わってジャーメインらをスタートから起用した。連敗こそ止めたものの、逆転残留のためには上位相手でも勝ち点3が必須の状況で臨んだ。

まずはホームの鹿島が積極的に仕掛けていく。7分には荒木がドリブルで運びながら自らシュートを放ち、4分後には和泉がボックス左に進入し、勢いそのままに右足のフィニッシュ。さらにはこぼれに反応した三竿がダイレクトで狙うが、枠を大きく外してしまう。

立ち上がりこそ鹿島の圧力に押されたものの、次第にカウンターで牽制し始めた横浜FCは、17分にセットプレーから試合を動かす。サウロ・ミネイロがファウルを受けてボックス手前左でFKを獲得すると、ホイッスル後、長い間合いから瀬古が右足で狙う。ボールは美しい弧を描いて直接左隅に吸い込まれた。

ワンチャンスを生かされてビハインドを負った鹿島は、32分にCKから関川がヘディングで狙う。これはクロスバーに嫌われ、4分後には高い位置でボールを奪い返して荒木がミドル。こちらはGKスベンド・ブローダーセンにセーブに阻まれた。

耐える時間の続く横浜FCはカウンターからビッグチャンスを作る。自陣でクリアボールを収めたサウロ・ミネイロが相手を一枚剥がしてドリブルを開始。右へ逃げながら敵陣まで持ち込んで中央へ送ると、走り込んだ松尾が左足で狙う。このフィニッシュはGK沖に阻まれるが、ここからCKが続くと、瀬古のキックをニアで松尾がそらしてジャーメインが頭で押し込み、42分に横浜FCがリードを広げた。

ビハインドで折り返した鹿島はハーフタイムに和泉、ファン・アラーノを下げて土居、松村を投入する2枚替えでギアを上げると、後半開始直後からフルスロットルで横浜FCゴールに向かう。右サイドからのスローインを起点に松村の折り返しから土居がシュート。こぼれ球を拾った荒木のクロスに上田が頭で合わせ、すぐさま1点を返した。

押し込まれた横浜FCだったが、カウンターからサウロ・ミネイロが狙うと、以降は互いのゴール前でのシーンが増えるオープンな展開に。とはいえ、徐々にホームチームの圧力が上回り、60分以降はハーフコートゲームに近い様相を呈すると、次第に横浜FCはゴール前でのファウルが増える苦しい時間が続く。

鹿島はサイドの深い位置を幾度も取り、クロスから活路を見出そうとする。70分にエヴェラウドを送り出し、さらには前節J1通算300試合出場を達成した遠藤もピッチへ。86分には左の高い位置でFKを得ると、遠藤のキックにエヴェラウドが頭で合わせるも、シュートはバーの上へ外れた。

後半のアディショナルタイムに入ると、横浜FCは3枚替えを決行。松尾らを下げて10試合ぶりの出場となる中村らを投入し、ゲームをコントロールしにかかる。互いに球際が激しくなり、警告も増えるなか、横浜FCは水際でしのぎ切って5試合ぶりに3ポイントを獲得。暫定ながら最下位を抜け出した。

鹿島アントラーズ 1-2 横浜FC
【鹿島】
上田綺世(後1)
【横浜FC】
瀬古樹(前17)
ジャーメイン良(前42)