3日、明治安田生命J3リーグ第21節の5試合が各地で行われた。

首位のロアッソ熊本は、えがお健康スタジアムに11位藤枝MYFCを迎えた。序盤から主導権を握った熊本は、伊東やターレスのミドルで藤枝ゴールに迫る。36分には右サイドの中央でFKを獲得すると、杉山がインスイングの速いクロスをゴール前へ送る。飛び込んだ高橋は触れられないが、抜けたボールをGK杉本がパンチング。これが岩間に当たってゴールへ向かい、オウンゴールで熊本が先制に成功した。

後半の立ち上がりこそ押谷にあわやの場面を作られるが、4試合ぶりにゴールマウスに立った内山がファインセーブでチームを救うと、流れは再び熊本に。先制時と同じような位置でFKを得ると、藤枝がクリアし、攻撃に転じようとしたタイミングで上村がカット。カウンター返しのような恰好となり、ボックス右から竹本が決めて59分に追加点を挙げる。

70分には明治大学を経て今季加入した育成組織出身者にプロ初ゴールが生まれる。相手のバックパスさらった坂本が独走し、ペナルティアークから右足ループを沈めた。

藤枝は80分に大石の右ボレーで1点を返すと、3分後には中京大学在学中で特別指定選手の久保のゴールで1点差に詰め寄る。残り時間も責め立てたものの、反撃もここまで。熊本が3-2と逃げ切って首位をキープした。

山下良美氏が主審を務めた3位テゲバジャーロ宮崎と13位ガイナーレ鳥取のゲームは、ゴールレスで折り返した後半開始直後に宮崎がラッシュを掛けた。まずは47分、右サイドでスローインを得ると、徳永が素早くリスタート。青山が梅田とのワンツーでボックス右へ侵入し、左足を振り抜いてネットを揺らす。

1分後には自陣からクリアボールが流れてハーフウェイライン付近で待つ梅田の下へ。自ら長い距離を持ち合がり、先制点と同じような位置から右足のシュートを左隅に沈めて3試合連続ゴールとなった。

52分には渡邊のシュートが右のポストを叩くと、2分後に千布の展開から奥田にJ初ゴールが生まれる。左サイドでパスを受けた奥田はカットインから右足を振り抜き、古巣相手に強烈な一発をお見舞いした。

さらに68分には鈴木のコントロールミスが梅田の下へこぼれると、GKのポジションを確認してセンターサークル内から超ロングシュート。大量4得点を奪った宮崎が3連勝を飾り、試合のなかったいわてグルージャ盛岡を抜いて2位に浮上した。

とうほう・みんなのスタジアムでは勝ち点32で並ぶ5位福島ユナイテッドFCと4位カターレ富山が直接対決を迎えた。試合はゴールレスで折り返しかと思われた前半のアディショナルタイムに動く。

富山は右CKを得ると、椎名のクロスに今瀬がニアでヘディング。出場停止の柳下に代わって先発起用された期待に応え、アウェイチームのリードで折り返した。

3バックでスタートした福島は後半の頭から[4-2-3-1]に布陣を変更。途中投入の森を含めて反撃に出るが、またしてもゴールを奪ったのは富山だった。76分にはロングボールに抜け出したマテウス・レイリアが堂鼻と競り合いながらもボールを収めると、左足で冷静に沈めてリードを広げた。

後半のアディショナルタイム1分にも背後へのボールをGK山本がボックス外で処理しようと試みるも、まさかの空振り。こぼれ球を大野が拾い、無人のゴールへと流し込んだ。福島はその3分後、池高のクロスに樋口が頭で合わせて1点を返すもここでタイムアップ。富山は3位に浮上し、福島は3連敗となっている。

また、アスルクラロ沼津は14分にCKから高橋が頭でネットを揺らすと、前半終了間際にも渡邉が追加点を奪取。後半も怒涛の勢いでゴールを積み重ね、7-2と記録的な大勝でヴァンラーレ八戸を下している。その他、長野Uスタジアムで行われた9位AC長野パルセイロと15位カマタマーレ讃岐の一戦はゴールレスドローに終わっている。

◆第21節
10/3(日)
福島ユナイテッドFC 1-3 カターレ富山
アスルクラロ沼津 7-2 ヴァンラーレ八戸
ガイナーレ鳥取 0-4 テゲバジャーロ宮崎
AC長野パルセイロ 0-0 カマタマーレ讃岐
ロアッソ熊本 3-2 藤枝MYFC

10/2(土)
FC岐阜 2-1 FC今治
鹿児島ユナイテッドFC 1-3 Y.S.C.C.横浜