ニューカッスルは7日、サウジアラビアの政府系ファンドであるPIFによるクラブ買収が完了したことを発表した。

今回の買収はPIFの主導の下、PCPキャピタルパートナーズとプライベート・エクイティ・ファンドの『ルーベン・ブラザーズ』による投資グループによって行われたもの。

『ESPN』が伝えるところによれば、PIFが80%の株式を取得し、『ルーベン・ブラザーズ』が10%の株式を保有し、イギリスの実業家であるアマンダ・ステイーブリー氏が取引の仲介をしたことで10%の株式を受け取ることになるという。

また、PIF総裁のヤシール・アル=ルマイヤン氏がニューカッスルの非執行会長を務め、ステイーブリー氏と『ルーベン・ブラザーズ』の代表としてジェイミー・ルーベン氏がそれぞれ取締役に就任する。

なお、PIFはニューカッスルの現オーナーであるマイク・アシュリー氏から推定3億ポンド(約455億円)でクラブを買収したとのことだ。


アル=ルマイヤン氏はクラブ公式サイトを通じて、以下のようなコメントを残している。

「我々は、イギリスのフットボール界で最も有名なクラブの一つであるニューカッスル・ユナイテッドの新しいオーナーになることを非常に誇りに思います」

「ニューカッスルのファンの皆様の長年にわたる多大なご支援に感謝するとともに、ファンの皆様と一緒に仕事ができることを楽しみにしています」

当初、両者は2020年4月の時点で合意に達していたものの、プレミアリーグのオーナー及び取締役会の審査をパスできず、1年以上に渡って交渉が暗礁に乗り上げていた。しかし、ここ数週間の集中的な協議の結果、最終的に解決に至ったという。

また、プレミアリーグも、サウジアラビア政府がニューカッスルを支配することはないという証拠をコンソーシアムが提示したことに満足しているという。

その一方で、PIFの会長であるムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、2018年にトルコでサウジアラビア人記者が殺害された事件に関して「拘束または殺害を承認した」との報道もあり、人権的な観点ですでに拒否反応も出ているようだ。

2007年からマイク・アシュリー氏をオーナーに据え、2度のチャンピオンシップ(イングランド2部)降格を味わったものの、プレミアリーグの中堅クラブとしての立場を維持しているニューカッスル。

2017-18シーズンにプレミアリーグ復帰後は10位、13位、13位、12位とボトムハーフの上位を維持しているが、アシュリー氏の財布の紐の固さによって近年は停滞感が漂っていた。

そういった中、サウジアラビア人オーナーの下で刷新される新生マグパイズの今後の行方に大きな注目が集まるところだ。

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