パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマの父が、息子へのブーイングについて語った。イタリア『ラ・レプブリカ』が伝えた。

今夏の移籍市場でフリートランスファーでミランからPSGへと完全移籍したドンナルンマ。しかし、ミランからはあまり良い形でチームを去ることができなかった。

ドンナルンマはミランとの契約延長交渉を行っていたが、高額なサラリーを要求したことで破談に。その結果、チームをフリーで去ることとなり、ミランファンの反感を買っていた。

さらに追い打ちをかけたのは、PSGとの契約条件。最終的に、ミランが提示したものと大差ないことがわかり、怒りを増幅させてしまったのだ。

そのドンナルンマは、イタリア代表として移籍後初の凱旋試合に。ユーロ2020制覇に大きく貢献し、2つ目のタイトルの期待が高まる中、ドンナルンマはミランのファンに対して「ミランは僕の人生の中でも重要な位置を占めている。ブーイングが起こらないで欲しいね」とコメントしていたが、試合前にはミランファンから「クソ野郎、ミラノではもう2度と歓迎されないだろう」とバナーが掲示されるなど、溝を埋めることは不可能となっていた。

そのドンナルンマは6日に行われたUEFAネーションズリーグ2020-21ファイナルズ準決勝でスペイン代表と対戦。先発出場を果たしたが、懸念した通り、大ブーイングを浴びせられることとなったのだ。なお、試合も1-2で敗れている。

この光景をスタジアムで見ていたというのが父のアルフォンソさん。その光景を見た感想を語った。

「私はスタジアムにいた。もちろん、それ(ブーイング)が起こらないことを望んでいたし、期待していた」

「しかし、ジジオ(ドンナルンマ)は、彼のクラブではなく、国のためにプレーしていた。ブーイングは、我々よりも、彼を傷つけた。しかし、彼はたくましく、すでにセリエAと国際舞台で経験を持っている」

「こういう時の彼は、さらにやる気に満ち溢れているものだ」

歓迎を受けなかったドンナルンマ。しかし、このミランファンの行動には、イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督も苦言を呈しており、クラブチームでの活動ではないために控えるべきだと語っていた。

そのイタリア代表は、3位決定戦でベルギー代表と10日に対戦。今度は、トリノのユベントス・スタジアムで試合が行われる。

再びブーイングを受ける可能性があるものの、父は息子が同じ目に遭わないことを願うとした。

「他に争いが起こらないことを願っているが、彼は落ち着いている。彼はパリに馴染んでいるし、我々と同じで幸せだ」

「自分の道を歩み、自分を制限することはない。彼は、ブーイングよりも強い」

果たして父の願いは叶うのだろうか。ベルギー戦のファンの反応にも注目だ。



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