UEFAネーションズリーグ・ファイナルズ3位決定戦、イタリア代表vsベルギー代表が10日にトリノのユベントス・スタジアムで行われ、2-1で勝利したイタリアが3位フィニッシュした。

ユーロ2020王者としてスペイン代表との準決勝に臨んだイタリアだが、実質ホームのサン・シーロ開催の一戦では前半のボヌッチの退場が響き1-2で敗戦。世界記録を更新中だった無敗記録が「37」でストップした。

その敗戦からのバウンスバックを図る一戦では、スペイン戦から先発5人を変更。出場停止のボヌッチの代役にアチェルビを起用したほか、ジョルジーニョとヴェッラッティに替えてロカテッリとペッレグリーニをバレッラと共に起用。前線はベルナルデスキとインシーニェに替えてラスパドーリ、ベラルディのサッスオーロコンビが入り、キエーザは右ウイングから左ウイングに配置を変えた。

一方、FIFAランキング首位に立つベルギーだが、フランス代表との準決勝では2点差を追いつかれた上、後半終了間際の失点によって痛恨の敗戦を喫し、またしても悲願の初タイトルを逃した。来年のカタール・ワールドカップに向けてもリバウンドメンタリティが試される一戦では、先発3人を変更。負傷の主将アザール、エースのルカクの不在に加え、デ・ブライネをベンチに置き、最前線にバチュアイ、2シャドーにヴァナケン、サーレマーケルスが入った。

試合は引き続き実質ホームのイタリアが押し込む入りを見せる。開始直後にはキエーザが果敢な仕掛けから続けて2度のシュートを放っていく。
以降はベルギーも徐々に盛り返していくが、プレー強度で勝るイタリアがより相手ゴールに迫っていく。18分にはロカテッリの果敢なボール奪取からショートカウンターに転じてベラルディが得意のカットインから左足のシュート。これがDFデナイヤーの臀部に当たってコースが変わってニアへ向かうが、GKクルトワが冷静にセーブした。

前半の20分を過ぎると、イタリアの圧力に慣れ始めたベルギーが中盤で安定してボールを動かせるようになり、相手陣内でのプレータイムを増やしていく。そして、25分には右サイドに流れて起点を作ったバチュアイからボックス中央のサーレマーケルスに丁寧な折り返しが通るが、サーレマーケルスの右足のダイレクトシュートは惜しくもクロスバーを叩く。

その後、ヴァナケン、カラスコを起点に左サイドから幾度も良い形を作り出すベルギーが優勢に試合を運んでいくが、イタリアも絶好調のキエーザのスピードと積極性を生かした攻めでカウンターアタックを完結させていく。前半終了間際にはベラルディのフィードに抜け出したキエーザにGKと一対一の決定機が訪れるが、ここはうまく足を残したGKクルトワの好守に阻まれた。

ゴールレスで折り返した試合は立ち上がりにいきなり動く。46分、イタリアの右CKの場面でキッカーのベラルディが左足インスウィングで低いボールをニアへ入れると、ティーレマンスのヘディングのクリアがうまくミートせず、ペナルティアーク付近へ浮き球の形で流れる。これに反応したバレッラが抑えの利いた右足のボレーシュートをゴール左隅に突き刺した。

この先制点によって勢いづくイタリアに押し込まれる状況が続くベルギーは、相手の攻撃を何とか凌ぐことで精いっぱいの苦境が続く。

これを受け、マルティネス監督は59分に2枚替えを敢行。ティーレマンスとサーレマーケルスを下げて切り札のデ・ブライネとデ・ケテラエルを投入。この交代でヴァナケンが一列下がり、デ・ブライネとデ・ケテラエルが2シャドーに入った。すると、交代直後の60分にはボックス右でデ・ケテラエルからパスを受けたバチュアイに絶好機も、右足のシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。

前半に続き枠に救われて失点を免れたイタリアは、ユーロでも見せた試合巧者ぶりをこの一戦でも発揮。直後の63分にはボックス左で仕掛けたキエーザがDFカスターニュのファウルを誘いPKを獲得。キッカーのベラルディが左を狙って蹴ったシュートはGKクルトワに読まれたものの、手を弾いたボールがゴールネットを揺らした。

これで勝利に大きく近づいたマンチーニ監督はラスパドーリに替えてケアン、71分には殊勲のバレッラとペッレグリーニを下げてクリスタンテとジョルジーニョを投入し、試合を締めにかかる。

一方、何とか早いうちにゴールを奪いたいベルギーはデ・ブライネを起点に攻勢を仕掛けていく。その流れの中でアルデルヴァイレルトに2度の決定機が訪れるが、いずれもGKドンナルンマの好守に遭う。さらに、82分にはショートカウンターの形からボックス中央でフリーのカラスコに絶好機も、右足のシュートは右ポストを叩く。

再三の決定機逸も諦めずに攻め続けるベルギーは86分、相手の左CKの場面でGKクルトワがキエーザのクロスをキャッチ。すかさず相手陣内へスプリントする右サイドのデ・ブライネへロングスローを通す。そのまま持ち上がったデ・ブライネからボックス右に走り込むデ・ケテラエルにスルーパスが繋がると、最後は冷静な駆け引きでGKドンナルンマの股間を抜いたデ・ケテラエルが起死回生の代表初ゴールとした。

しかし、老獪なイタリアは1点のリードを最後まで守り抜き、試合は2-1のスコアのままタイムアップ。ユーロ2020準々決勝と同じスコアでベルギーを退けたイタリアが今大会を3位でフィニッシュした。

イタリア代表 2-1 ベルギー代表
【イタリア】
バレッラ(46分)
ベラルディ(65分[PK])
【ベルギー】
デ・ケテラエル(86分)

ドイツ・ブンデスリーガ全試合LIVE配信!
>>詳しくはこちら