名古屋グランパスがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2021準々決勝で姿を消した。

Jリーグ勢で唯一の8強入りとなる名古屋。クラブとして2009年以来となる12年ぶりのベスト4入りにも期待が高まるなか、17日に全州ワールドカップ競技場で行われた準々決勝ではセレッソ大阪とのラウンド16を制して、勝ち上がった浦項スティーラースと激突した。

浦項とグループステージに続いて3度目の対戦となる名古屋は[4-2-3-1]の布陣を敷いて、最後尾にランゲラックが入り、最終ラインに宮原、中谷、キム・ミンテ、吉田。稲垣と木本がボランチを務め、最前線に入るシュヴィルツォクの後ろにマテウス、柿谷、森下が並んだ。

グループステージで1勝1分けと勝ち越した相手と三たびの対決となる名古屋は睨み合いの展開に。相手に攻め込まれる時間をしっかりと凌ぎながら、ボールの主導権を握れば全体を押し上げ、もはやチームのストロングであるマテウスの推進力とアイデアを生かして崩しにかかっていく。

そのなかで突破口を探る状況が続いた名古屋だが、31分に左サイドハーフに入る森下が柿谷のスルーパスで裏を抜け出して、ボックス左からマイナス気味に折り返すと、今大会3得点のシュヴィルツォクが右足フィニッシュ。ようやく作り出した決定機だったが、枠の上に外してしまう。

さらに、カウンターに転じた33分にもマテウスのスルーパスで相手最終ラインの左裏を抜け出したシュヴィルツォクが相手GKとの一対一となるが、右足シュートはゴール前までカバーに戻ったカン・サンウがブロック。その流れで稲垣もこぼれ球に反応するが、ここも押し込み切れない。

後半も前半の流れを続けたい名古屋だったが、相手の圧を受ける入りとなると、右CKのチャンスを許した53分にニアサイドで合わせられ、こぼれ球に群がる展開に。名古屋守備陣がボックスの外に掻き出せずにいると、ファーサイドに流れたボールをフリーのイム・サンヨプに押し込まれた。

そこから巻き返そうと、前田と相馬を立て続けに送り込み、ギアを上げにかかる名古屋だが、70分に後方からのフィードに反応した最前線のイ・スンモが巧みにボールを収め、ボックス内から右足シュートを突き刺して、浦項が追加点。前がかったところを突かれ、さらに追い込まれてしまう。

まず1点を返そうと、最後の交代で金崎と成瀬も投入した名古屋だが、なかなかフィニッシュの形を作り出せない。すると、後半アディショナルタイム5分、先制弾のイム・サンヨプがボックス右から右足インサイドで再びネットを揺らして、浦項が名古屋の息の根を止める3点目を奪った。

浦項と今大会3度目の対戦にして、初黒星となる0-3の敗北を喫した名古屋はこれでアジアでの挑戦が終了。2009年以来のベスト4入りとはならず、Jリーグ勢も全滅した。なお、浦項は準決勝で全北現代モータースvs蔚山現代FCの勝者と激突する。

浦項スティーラース 3-0 名古屋グランパス
【浦項】
イム・サンヨプ(後8、後45+5)
イ・スンモ(後25)

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