ラ・リーガ第9節、バルセロナvsバレンシアが17日にカンプ・ノウで行われ、ホームのバルセロナが3-1で逆転勝利した。
 
現在、1試合未消化ながら9位のバルセロナ(勝ち点12)が、8位のバレンシア(勝ち点12)をホームで迎え撃った名門対決。前節、敵地ワンダ・メトロポリターノで昨季王者アトレティコ・マドリーに0-2のスコアで完敗したバルセロナ。インターナショナルマッチウィーク期間でのクーマン監督の解任には至らなかったものの、現体制は崖っぷちの状況だ。
 
そういった中、チャンピオンズリーグ(CL)のディナモ・キエフ戦を挟んで、次節にレアル・マドリーとの今季最初のエル・クラシコを控えるブラウグラナは、4戦未勝利とやや失速するバレンシア相手に白星奪還を目指した。
 
2試合のベンチ入り禁止処分が解けたクーマン監督はアトレティコ戦から先発4人を変更。負傷のアラウホに代えて出場停止明けのエリック・ガルシアを起用したほか、ミンゲサ、コウチーニョ、ニコ・ゴンサレスに代えてジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルト、今季初先発のアンス・ファティを復帰させた。さらに、アグエロが加入後初のベンチ入りを果たしている。
 
右サイドにセルジ・ロベルト、デストを縦に並べた[4-3-3]の布陣で臨んだバルセロナは、開始2分にボックス左で仕掛けたファティがニア下を狙ったファーストシュートを放っていきなりカンプ・ノウを沸かす。
 
だが、その直後にゴールをこじ開けたのはアウェイのバレンシア。5分、右CKの流れからクリアボールに反応したガヤがペナルティアーク手前から強烈な低弾道の左足のミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。
 
ゴラッソを叩き込まれていきなり暗雲垂れ込むバルセロナだったが、今季初スタメンの新10番が圧巻の個人技でこれを払しょくして見せる。13分、相手陣内左サイドで仕掛けたファティが一度中央のデパイの足元に当てて短いリターンを受けると、これを抑えの利いた見事な右足のコントロールシュートでゴール右下隅へ突き刺した。
 
1-1のイーブンに戻った試合はここから拮抗した展開に。追いついたバルセロナがボールの主導権を握り、アルバとファティに加え、デパイを起点とした左サイドでの仕掛けで幾度か惜しい場面を作り出す。対するバレンシアも粘り強く守りながら狙いとするカウンターを仕掛けていき、25分にはゴンサロ・ゲデスが枠のわずか右に外れる鋭いシュートも放った。
 
均衡が保たれたままハーフタイム突入かに思われたが、バルセロナが前半終盤に逆転に成功する。39分、ボックス中央でキープしたデパイからショートパスを受けたアルバがすかさずグラウンダーの折り返しを入れると、これに飛び込んだファティがDFガヤに後方から倒されてPKを獲得。これをキッカーのデパイがゴール右隅へ強烈なシュートで突き刺し、41分の勝ち越しゴールとした。
 
ファティとデパイのコンビで2点を奪い、前半のうちに試合を引っくり返したバルセロナは、後半立ち上がりに早速ゴールに迫る。50分、ボックス左でデストからボールを引き取ったファティがニア下へ鋭いシュートを飛ばすが、これはGKシレッセンの好守に遭う。
 
一方、3失点目を免れたバレンシアも反撃を開始。53分には惜しくもオフサイドとなったものの、ソレールが左ポストを叩くシュートを放てば、57分にはゲデスがGKテア・シュテーゲンにファインセーブを強いる強烈なミドルシュートを放った。
 
序盤以降、バレンシアに押し返されるバルセロナは殊勲のファティを下げてコウチーニョ、70分過ぎにはガビとセルジ・ロベルトを下げてニコ、ミンゲサをピッチへ送り込んでいく。79分には絶好のカウンターチャンスが訪れるが、右サイドで背後へ抜け出したデストはスピードに乗った状態でボールをコントロールし切れず、ボックス内に持ち込んだもののフィニッシュには至らず。
 
散発ながらバレンシアに決定機まで持ち込まれる場面もあり、依然として緊迫感漂うカンプ・ノウだが、伏兵の会心のゴールで決着をつける。85分、相手を押し込んだ中でボックス右に飛び込んだデストが粘ってボールをキープし、ゴール前でフリーのコウチーニョへ丁寧に折り返す。コウチーニョはややボールタッチでバタついたものの、右足の反転シュートをゴールネットへ流し込み、待望の今季初ゴールとした。
 
これで勝利を確信したクーマン監督はデストに代えてアグエロをデビューさせ、前がかる相手に対してカウンターから4点目に迫りながら危なげなく試合をクローズ。そして、ファティの活躍光ったバルセロナは次節クラシコに弾みをつける3-1の逆転勝利を収めた。

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