アーセナルのミケル・アルテタ監督が、ニューカッスルの指揮官を解任されたスティーブ・ブルース元監督の訴えについて言及した。クラブ公式サイトが伝えた。

ニューカッスルは7日にサウジアラビアの政府系ファンドであるPIFによるクラブ買収が完了したことを発表。PIFの総資産額は3200億ポンド(約48兆7500億円)と言われ、かつて潤沢なオイルマネーを元手にメガクラブへ成長したチェルシーやマンチェスター・シティに倣う大型補強が期待されていた。

その中で、監督交代が噂された中、新経営陣で迎えた初陣のトッテナム戦を指揮。チームは2-3で敗戦。今シーズン未勝利が続くと、20日に解任されていた。

成績が出せない中での解任は致し方ないことだが、解任後にブルース氏は在任中の苦悩を告白。「自分は役立たずで、太った無駄な存在で、戦術的に無能なキャベツ頭だと思われていた」とファン・サポーターからの罵声を受け続けたとし、それによる家族への迷惑もかけたくないと考えていることを明かしていた。

衝撃的な告白は大きな話題となったが、アルテタ監督もその件について言及。悲しい気持ちになったと明かし、考え方を変えていかなければいけないと語った。

「スティーブのその声明を読んだ後、私は本当に悲しかった。まず第一に、彼を個人的に知っていること、第二に彼が自分の言葉で伝えたからだ」

「選手や監督として40年以上試合に携わっている人のことを言っている。彼は1000試合以上の試合をマネジメントしており、その経験と彼が持っているレベルの専門知識がある」

「そのレベルで自分自身を保たなければいけないが、彼はそのような虐待、状況に苦しんでいる」

「我々は反省しなければいけないと思う。当たり前のことを当たり前に受け入れることができない。いや、我々はそれを改善し、変えるためにここにいる」

「あらゆるルールや日程をそうするように、我々のスポーツやファン、スタジアム、施設、テレビ放送のために、改善しなければいけないことは何でもする」

「我々はより多くの時間を費やすつもりであり、それをどう行うかについて話し合うため、オープンテーブルがある。なぜなら、イングランドの歴史の中で最も経験豊富な監督の1人が、手紙でそのことを伝えているという事実を考えなければいけないからだ」

「それは無視することなどできず、私にとってはとても深刻な声明であり、変わらなければならないものであり、変わり始めなければいけないものだ」

一方で、ファン・サポーターに全ての非があるとは考えていないとのこと。意見を言うことは自由であり、不満を述べることもあるだろうと理解を示した一方で、一線を越えてはいけないと釘を刺した。

「ファンのせいにすることはできない。サッカーはとても大きな業界であり、社会に大きな影響を与えている。誰もが意見を持っており、それは素晴らしいことだ」

「強い意見を持ち、自分が見ているものや人々の行動をどのように判断するかについて確信が持てるようにするため、勉強する必要はない。サッカーをする必要もない。ただ、強い意見を持って、述べることができる。それだけだ」

「化学について話している。でも、それに携わってはいない。法律について話している。でも、法律は勉強しなければならないので、それに対する意見は持っていないし、何も言わない」

「でも、何でも言うことはできる。そしてそれは議論を生み、意見を生む。それは素晴らしいことだが、一線を越えてしまうと、難しくなってしまう」

「彼は1人の男であり、家族がいて、彼の愛する人でもあり、それは環境でもある。我々は反省しなければいけないと思う、彼がどのように感じていたかを率直に明かしたことは、本当に感銘を受けた」

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