チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第5節が11月23日と24日に開催される。ここではグループステージ第5節2日目となるグループA〜Dの戦いを展望を紹介していく。

◆シティとPSGの首位攻防戦〜グループA〜
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マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン(PSG)、RBライプツィヒの三つ巴の争いが予想されたグループAでは、ライプツィヒが前節の結果2節を残しての敗退が決定。代わって健闘光るクラブ・ブルージュが突破候補2チームに食らいつき、今節を迎えている。

前節、ブルージュに4-1の快勝を収めてグループ首位に浮上したシティ(勝ち点9)は、2位のPSG(勝ち点8)との首位攻防戦でグループステージ突破と首位通過を狙う。新型コロナウイルス陽性判定でMFデ・ブライネを欠く状況だが、チームはリーグ前々節のマンチェスター・ユナイテッドとのダービー、前節のエバートン戦をそれぞれ2-0、3-0のスコアで快勝。2試合連続ゴール中のMFベルナルド・シウバに加え、DFカンセロ、MFロドリがハイパフォーマンスを継続中で、さらにFWスターリングやFWガブリエウ・ジェズスら前線の選手たちも結果を残しており、ほぼ盤石の状態で臨めるはずだ。前回対戦では試合を支配しながらも決定力の差で0-2の敗戦を喫しており、このリベンジマッチでは最後の質が勝利のカギを握る。

対するPSGは前節、ライプツィヒ相手にMFワイナルドゥムの2ゴールで逆転に成功して試合最終盤を迎えたものの、この試合2本目のPKをMFショボスライに決められて痛恨の2-2のドロー。この結果、2位でシティとの首位攻防戦に臨むことになった。以降のリーグ戦ではボルドー、ナントという格下相手に接戦に持ち込まれながらも2連勝を達成。直近のナント戦ではGKケイロル・ナバスの退場から追いつかれる苦しい展開も、FWメッシのリーグ初ゴールなどで勝ち切り、この一戦に弾みを付けた。直近4試合連続で失点が続く中、今回の大一番に向けてはレアル・マドリーから鳴り物入りでの加入ながらケガの影響で欠場が続いたDFセルヒオ・ラモスが遠征メンバー入りしており、百戦錬磨のDFの起用法にも注目が集まるところだ。

また、2位と4ポイント差で3位に位置するブルージュ(勝ち点4)は、すでに敗退が決定しているライプツィヒ(勝ち点1)を相手に突破へ望みを繋ぐ勝利を目指す。シティとの連戦では力の差を見せつけられる大敗を喫したものの、今季のグループステージ全試合でゴールを挙げていることは見事の一言。対戦相手のライプツィヒには3位でのヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント進出という目標が残っているものの、MFダニ・オルモやFWポウルセンという負傷者に加え、守護神グラーチとマーシュ監督がコロナ陽性判定で遠征に帯同できず。2-1で勝利した前回対戦に続きダブルを決められるチャンスは十分にあるはずだ。

【グループA】
11/24(水)
《29:00》
マンチェスター・シティ vs パリ・サンジェルマン
クラブ・ブルージュ vs RBライプツィヒ

◆アトレティコとミランが生き残り懸けて激突〜グループB〜
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開幕前は最激戦区と目されたグループBだが、頭一つ抜けた実力を示したリバプールが4連勝で2節を残しての首位通過を決めた。ただ、残り1枠を巡る争いは予想通りの混戦模様だ。

4節消化時点で2位にポルト(勝ち点5)、3位にアトレティコ・マドリー(勝ち点4)、最下位にミラン(勝ち点1)という状況で、今節ではポルトがリバプールに勝利し、アトレティコがミランに敗れた場合のみポルトの突破が決定する。

そういった中、アトレティコとミランは首位リバプールのアシストに期待しつつ、生き残りを懸けて激突する。

アトレティコはリバプールとの連戦においてFWグリーズマン、DFフェリペと共に退場者を出して連敗。その直後に行われたリーグ戦でもバレンシア相手に後半アディショナルタイムの連続失点で3-3のドローに持ち込まれる失態を演じたが、直近のオサスナ戦では相手の堅守に大苦戦を強いられながらもフェリペの後半終盤のゴールを守り抜き、らしいウノセロの勝利を飾ってバウンスバックに成功した。また、第3節のリバプール戦での一発退場に追加処分が科されたグリーズマンは当初、今回のミラン戦を欠場予定だったが、クラブの上訴が実って最終的に起用可能に。さらに、出場停止のフェリペに代わって4試合のサスペンションが明けたDFサビッチが今季CL初出場を飾ることになりそうだ。

一方、ここまでグループステージ未勝利で最下位に沈むミランは、前節のポルト戦を1-1のドローに持ち込むことが精いっぱいという苦しい内容で崖っぷちの状況。残り2節での逆転突破の条件は2連勝且つ、今節でアトレティコに当該成績で優位に立つか、ポルトが残り試合を1敗1分けに終わる必要がある。その奇跡を狙うピオリ率いるチームだが、セリエAでは前々節のインテルとのダービーを1-1のドローで終えると、直近のフィオレンティーナ戦では今季最多4失点を喫しての今季リーグ初黒星。公式戦3戦未勝利という難しい状況の中、敵地マドリードに乗り込むことになった。そのヴィオラ戦で2ゴールを挙げたFWイブラヒモビッチはチームを奇跡の逆転に導くことはできるか…。

その2チームの潰し合いに期待しつつ、今節での自力通過を目指すポルトはすでに首位通過を決めて消化試合となるリバプールと対戦する。前回対戦では1-5の大敗を喫したが、今回の対戦ではリバプールがFWサラーやFWマネ、DFファン・ダイクといった絶対的な主力を温存し、控えや若手選手を起用する可能性が高い。また、チーム自体も直近の公式戦2試合をいずれも大量得点で勝利しており、FWルイス・ディアスやFWタレミらの活躍で難所アンフィールド攻略を図る。なお、直近のアーセナル戦で今季リーグ初ゴールを挙げたFW南野拓実には初スタメン、初ゴールが期待されるところだ。

【グループB】
11/24(水)
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs ミラン
リバプール vs ポルト

◆突破懸けた3位と2位の直接対決〜グループC〜
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実力伯仲と思われたグループCではリバプール、バイエルン、ユベントスと共に4連勝を飾った首位アヤックス(勝ち点12)が2節を残しての突破を決め、4戦全敗の最下位ベシクタシュ(勝ち点0)の敗退が決定。また、2位以下との当該成績によってアヤックスの首位通過もほぼ決まっており、残すは2位のドルトムント(勝ち点6)と、3位のスポルティング・リスボン(勝ち点6)による2位争いに焦点が当てられている。

アヤックスとの連戦をいずれも大敗で終えたドルトムントは、インターナショナルマッチウィーク前のリーグ戦でもライプツィヒに惜敗し、今季初の公式戦連敗を喫した。エースFWハーランドを含め多数の負傷者に悩まされるチームはメンバーの入れ替えやシステム変更で苦境脱出を図っている中、直近のシュツットガルト戦では主将MFロイスの試合終盤のゴールによって2-1の勝利を収め、苦しみながらも連敗ストップに成功した。アヤックス戦での不運な一発退場によってDFフンメルスを欠くこの試合では守備のオーガナイズと共に、前回対戦唯一のゴールスコアラーであり、シュツットガルト戦でリーグ初ゴールも挙げたFWマレンのパフォーマンスに注目したい。

一方、3位のスポルティングはドルトムントの最終節の相手がベシクタシュであることを考えると、今節での勝利且つ当該成績で優位に立つために2点差を付けての勝利が必須だ。現在、チームは公式戦9連勝と好調な上、対戦相手が飛車角落ちという状況を考えれば、ホームでより攻撃的に振る舞い、圧倒する戦いを期待したい。

引き分け以上で地力での首位通過が決定するアヤックスは、最下位相手のアウェイゲームということもあり、控えや若手中心のスカッドで臨む可能性が高い。国内リーグでは首位をキープしているものの、2位のPSVと同勝ち点、3位のフェイエノールトも2ポイント差に迫っており、今後の熾烈なリーグ戦に向けて若手の台頭が求められるところだ。

【グループC】
11/24(水)
《26:45》
ベシクタシュ vs アヤックス
《29:00》
スポルティング vs ドルトムント

◆マドリー&インテルが勝利で突破〜グループD〜
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開幕前は2強2弱と思われたグループDだが、伏兵シェリフの大躍進によって2節を残して3チームが勝ち点3差にひしめく混戦模様となっている。

それでも、今節で首位のレアル・マドリー(勝ち点9)がシェリフ(勝ち点6)を破り、2位のインテル(勝ち点7)が最下位のシャフタール(勝ち点1)を破った場合、最終節を前に突破2チームが決定する。

昨季グループステージでダブルを喫したシャフタール相手に2連勝を飾り、首位に立つマドリーは直近のリーグ戦でもラージョ、グラナダという格下相手にきっちり連勝。4試合連続失点は頂けないものの、グラナダ戦では絶好調のFWヴィニシウスなど大量4ゴールを挙げて快勝。エースFWベンゼマやMFモドリッチなどベテランの主力を早い時間に下げられた点もプラス材料だ。ホームでの前回対戦では再三の決定機をモノにできず、屈辱の敗戦を喫しており、リベンジに燃えるアンチェロッティ率いるチームは週末にセビージャとの上位対決を控えるものの、全力で勝ちに行くはずだ。

対するシェリフはインテルとの連戦を共に1-3で落とし、開幕2連勝からの連敗で首位から3位に転落。それでも、インテル戦では共にゴールを挙げるなど決して完敗ではなく、強豪相手に十分なパフォーマンスを見せていた。ホームに首位チームを迎える今回の一戦では前回対戦のように相手の油断や隙を期待できないが、守備陣を中心に持ち味の粘り強い戦いで勝ち点を拾いたい。

2戦未勝利からの連勝で2位に浮上したインテルは、2011-12シーズン以来の決勝トーナメント進出を目指して3連勝を狙う。直近のセリエAではミランとのダービーを1-1のドロー、ナポリとの上位対決を3-2の勝利で終え、公式戦7戦無敗と好調を維持している。昨季の2試合、前回対戦を含めシャフタールとは3試合連続ゴールレスドローと苦戦が続いているが、今回のホームゲームではきっちりゴールをこじ開け、マドリーとの最終節を前にきっちり突破を決めたい。

【グループD】
11/24(水)
《26:45》
インテル vs シャフタール
《29:00》
シェリフ vs レアル・マドリー

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