マンチェスター・ユナイテッドがラルフ・ラングニック氏(63)を今シーズン終了までの暫定指揮官として招へいすることが濃厚となった。イギリス『The Athletic』で働く著名なジャーナリストであるデイビッド・オーンスタイン氏が主張している。

ユナイテッドは21日、成績不振を理由にオーレ・グンナー・スールシャール監督を解任。現在はアシスタントコーチを務めていたマイケル・キャリック氏が暫定指揮官を務め、23日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のビジャレアル戦では2-0の勝利を飾っていた。

しかし、クラブは今シーズン終了までチームを任せる暫定指揮官探しに奔走しており、これまでクラブOBであるローラン・ブラン氏や、バルセロナ元指揮官のエルネスト・バルベルデ氏、元ドルトムント指揮官のルシアン・ファブレ氏、直近ではローマやリヨンを率いたルディ・ガルシア氏など多くの候補の名前が挙がっていた。

そういった中、前述の候補と共に名前が挙がっていたラングニック氏の招へいに向けて合意に至ったようだ。

現在、ロコモティフ・モスクワでスポーツ部門と開発部門の責任者を務めているラングニック氏は、ロコモティフが退団を承認次第、マンチェスターへ向かうことになるという。

なお、契約に関しては今シーズン終了まで暫定監督を務め、以降の2年間に関してはアドバイザー的なポジションで補強やアカデミー部門など、スポーツ・ディレクターやフットボール・ディレクターに近い役割を担うことになる模様。

そして、クラブは来シーズンに噂されるパリ・サンジェルマンのマウリシオ・ポチェッティーノ監督やレスター・シティのブレンダン・ロジャーズ監督、ジネディーヌ・ジダン氏などの引き抜きに動くプランのようだ。

これまでシュツットガルトやハノーファー、シャルケ、ホッフェンハイムの監督を歴任してきたラングニック氏。2012年からは世界的な飲料メーカー『レッドブル』社がオーナーを務めるレッドブル・ザルツブルクとRBライプツィヒの統括SDに就任。

2015年からはライプツィヒの仕事に専念しSDと監督を兼任。2018-19シーズンは翌シーズンから新監督に内定していたホッフェンハイムのユリアン・ナーゲルスマン監督(現バイエルン)の繋ぎ役として、1シーズン限定でSD兼任監督に再任。チームを来季チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位フィニッシュさせる、さすがの手腕を発揮していた。

その後、ライプツィヒのアドバイザーを務める傍ら、『レッドブル・グループ』のスポーツ部門兼サッカー開発部門の責任者に就任。傘下のニューヨーク・レッドブルズ(アメリカ)、レッドブル・ブラガンチーノ(ブラジル)のアドバイザーを務めていた。

なお、プロフェッサーの愛称で知られるドイツ屈指の戦術家は“ゲーゲンプレッシングの生みの親”の一人とも言われ、チェルシーのトーマス・トゥヘル監督や前述のナーゲルスマン監督、PSVのロジャー・シュミット監督らは教え子たちだ。

“パワーフットボール”とも形容される攻守両面で強度が高いプレースタイルに関しては、現ユナイテッドの陣容と必ずしも合致するものではないが、智将と赤い悪魔の融合には大きな注目が集まるところだ。

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