ブンデスリーガ第13節、バイエルンvsビーレフェルトが27日にアリアンツ・アレーナで行われ、ホームのバイエルンが1-0で勝利した。なお、ビーレフェルトのMF奥川雅也はフル出場した。

現在、首位のバイエルン(勝ち点28)は前節、キミッヒやジューレらコロナ関連による欠場者が居た中、アウグスブルクに痛恨の敗戦。今季2敗目を喫した。それでも、直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではディナモ・キエフ相手に勝利し、バウンスバックに成功。

来週に勝ち点1差の2位ドルトムントとのデア・クラシカーを控える中、今節は奥川が2戦連続ゴール中と一人気を吐く降格圏の17位ビーレフェルト(勝ち点9)と対戦した。ディナモ・キエフ戦からはタンギ・ニアンズに代えてウパメカノを起用した以外、同じスタメンを継続した。

戦前の予想通り、地力で大きく勝るバイエルンが相手陣内でハーフコートゲームを展開していく。開始7分にはボックス内での混戦からミュラーが右足のジャンピングボレー、11分にはサネの左足のミドルシュートでいきなりゴールに迫るが、いずれもGKオルテガの横っ飛びのセーブに遭う。さらに、16分にはミュラーとのパス交換でボックス左に抜け出したアルフォンソ・デイビスがGKと一対一を迎えるが、ここもオルテガにうまくコースを消されて先制点とはならず。

以降も相手を自陣深くに押し込めて多彩な崩しで局面の打開を試みるバイエルンだが、オルテガを中心とするビーレフェルトの集中した守備に苦戦。頼みのレヴァンドフスキもなかなかボールタッチのフィーリングや周囲との呼吸が合わず、決定機に絡むことができない。

一方、キックオフ直後から我慢の戦いが続くビーレフェルトは幾度か良いボール奪取から前がかりな相手の背後を突くカウンターでチャンスを窺ったが、能力の高い相手守備陣とのマッチアップを制することができず。28分には好調の奥川が相手の背後を取ってGKノイアーとの一対一に持ち込む見せ場が訪れたが、シュートを防がれた上に抜け出しのタイミングでオフサイドを取られた。

前半のうちにゴールを奪えなかったバイエルンは早い時間帯にゴールを奪おうと、後半もアグレッシブに入る。

開始直後の46分にはウパメカノからのクサビのパスをミュラー、トリソとワンタッチで繋ぎ、3人目の動きでゴール前に飛び出したサネがダイレクトシュート。だが、ここはGKオルテガにうまくコースを消されてシュートは枠の左に外れた。さらに、58分にはゴレツカを下げてミュージアラを投入し、より攻撃的な布陣にシフト。

一方、後半も守勢が続くビーレフェルトでは奥川がチームの攻撃をけん引。67分にはペナルティアーク付近に持ち込んで強烈なミドルシュートを放つが、これは惜しくも枠の右に外れた。

ゴールが遠いバイエルンだが、後半半ば過ぎにようやくゴールをこじ開ける。71分、後半立ち上がりの決定機と似たような形からミュージアラのクサビをミュラーが丁寧に左へ落とすと、サネが強烈な左足のミドルシュートをゴール左隅に突き刺した。

なお、バイエルンにとってこのゴールは2021年のブンデスリーガでの102ゴール目となり、1977年にケルンが記録したリーグ記録を更新した。

このゴールによってここから一気にバイエルンペースかに思われたが、ビーレフェルトも士気を落とさずに守備面で粘る。畳みかける攻めで追加点を奪いたいホームチームは、77分にコマン、78分に途中出場のニャブリがゴールへ迫るが、GKオルテガのビッグセーブとクロスバーに阻まれた。

それでも、守備の局面では終始安定したパフォーマンスを見せていたバイエルンは、奥川らビーレフェルトの攻撃陣をきっちり封じ込めて1-0の勝利。相手の堅守に苦しみながらもアウグスブルク戦の敗戦を払しょくする勝利を収め、次節のデア・クラシカーを首位で迎えることになった。