セリエA第19節、ローマvsサンプドリアが22日にスタディオ・オリンピコで行われ、1-1のドローに終わった。なお、サンプドリアのDF吉田麻也はフル出場した。

現在5位のローマ(勝ち点31)は前節、アタランタとの上位対決に4-1の完勝を収め連勝を達成。年内&前半戦ラストゲームとなる今節は15位のサンプドリア(勝ち点19)をホームで迎え撃った。

モウリーニョ監督は中3日の一戦に向け、アタランタ戦と全く同じ11人を起用した。また、負傷明けのエル・シャーラウィが4試合ぶりにベンチに戻ってきた。対するサンプドリアでは吉田が3試合連続でスタメンを飾った。

互いに集中した入りを見せた中、ホームのローマは開始3分に中盤でのボール奪取からムヒタリアンのスルーパスに抜け出したエイブラハムがボックス右に持ち込んでファーストシュートを放つ。

以降は狙いどころを定めた守備からのカウンター、効果的なダイレクトプレーで内と外を使い分けたボール回しでリズムを掴むローマが、試合の主導権を掌握。

30分には自陣深くからのロングカウンターが発動し、ヴェレトゥの長い持ち上がりからボックス右でパスを受けたエイブラハムがゴール前のザニオーロへラストパスを狙うが、ここは相手DFの決死のブロックに阻まれる。さらに、36分には右サイドのカルスドルプから決定的なクロスが供給されるが、ボックス中央でフリーのエイブラハムのヘディングシュートは枠を外れる。

一方、0-0の状況をキープするものの守勢が続くサンプドリアはエクダルの負傷を受け、フェラーリを投入。この交代で並びを[5-3-2]の布陣に変更し、相手とかみ合う形に変更。この変更直後には数的優位のカウンターからベレシュインスキがボックス右に抜け出すが、中の味方とのコミュニケーションミスによって見当違いのクロスは決定機に繋がらず。

その後はサンプドリアが盛り返して互いにカウンターを打ち合うイーブンな展開となるが、共に最後の精度を欠き決定機の少ないクローズな状況のまま前半終了を迎えた。

後半は開始早々にローマにアクシデント。筋肉系のトラブルに見舞われたエイブラハムがプレー続行不可能となり、47分にアフェナ=ギャンのスクランブル投入を余儀なくされた。

すると、立ち上がりの53分にはサンプドリアにビッグチャンス。ボックス内での混戦から連続でシュートを放つと、カンドレーバの反転シュートは左ポストを叩いた。

肝を冷やす入りとなったローマだが、時間の経過と共に主導権を握って相手を押し込んでいく。62分には右サイドからカットインしたザニオーロが強烈な左足のミドルシュート。さらに、こぼれ球に詰めたアフェナ=ギャンに絶好機も、GKファルコーネの見事な連続セーブに遭う。

完全に相手を押し込むところまで持っていた中、モウリーニョ監督は67分にヴェレトゥとビーニャを下げてエル・シャーラウィ、ショムロドフを同時投入。より攻撃的な布陣でゴールをこじ開けにかかると、ポルトガル人指揮官の交代策が待望の先制点をもたらす。

72分、スモーリングの果敢な潰しからムヒタリアンが前線へロングフィードを供給。ショムロドフが競り勝って落としたボールをザニオーロが回収し、ボックス左に走り込むショムロドフへリターンパス。ウズベキスタン代表FWのシュートはDF吉田にブロックされるが、こぼれ球を拾って再び右足を振ると、これがニア下に決まった。

苦しみながらも先制に成功したローマだが、失点後に攻撃的な2枚替えを敢行したサンプドリアが追いつく。80分、右CKの場面でアスキルセンが競り勝ったボールをゴール左のクアリアレッラが折り返すと、コリーのワンタッチシュートは左ポストを叩いたが、こぼれをガッビアディーニが押し込んだ。

逃げ切り失敗で再びゴールが必要となったローマは、引き分け良しと後方に重心を置くアウェイチームに対して、ここから猛攻に打って出る。サイドを起点にリスクを冒した攻撃を仕掛けていくが、DF吉田が決定的なクロスを幾度も身体を張って撥ね返すなど、専守防衛の構えを見せるサンプドリアの守備に苦戦。

そして、試合はこのまま1-1のスコアでタイムアップを迎え、格下相手にホームで痛恨のドローとなったローマは、消化不良の形で2021年の戦いを終えることになった。

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