プレミアリーグ第21節、クリスタル・パレスvsウェストハムが1日にセルハースト・パークで行われ、アウェイのウェストハムが2-3で勝利した。
 
前節、ワトフォードに4-1の逆転勝利を飾り、4戦ぶりの白星を取り戻して2021年を暫定5位でフィニッシュしたウェストハム。新年白星スタートと共に久々の連勝を目指した今節は敵地で11位のパレスとのダービーに臨んだ。
 
バックラインを除きベストメンバーを揃えたウェストハムだったが、開始直後にシュラップに左ポスト直撃のシュートを浴びるなど、押し込まれる立ち上がりとなる。それでも、時間の経過と共に相手を押し返すと、14分にはツォウファルの右クロスに反応したアントニオのボレー、そのこぼれに反応したベンラーマと続けて枠内にシュートを飛ばすが、GKグアイタに見事な連続セーブで防がれる。
 
早い時間帯の先制点を逃したものの、以降は主導権を握ることに成功したアウェイチームは、自慢の攻撃陣が圧倒的な個の力を発揮する。まずは22分、左サイドから内にボールを持ち出したベンラーマが右足インスウィングでゴール前のスペースへ柔らかなクロスを入れると、これに反応したアントニオがGKの手前でスライディングシュートを押し込む。
 
さらに、直後の25分にはカウンターから左のハーフスペースを持ち上がったライスがペナルティアークへ走り込んだランシーニに丁寧に繋ぐと、アルゼンチン人MFは細かなボールタッチでDFアンデルセンを左にかわして窮屈な体勢から左足のボレーシュートを叩き込み、瞬く間にリードを2点に広げた。
 
その後は前半の内に1点は返したいホームチームの反撃遭い、エドゥアールやベンテケに決定機を与えるが、再びクロスバーやGKファビアンスキのファインセーブで凌ぐ。すると、前半終了間際には相手のハンドで得たPKをキッカーのランシーニが冷静に決め、3点差を付けて試合を折り返すことに成功した。
 
余裕を持って後半を迎えたウェストハムは、1枚カードをもらっていたベン・ジョンソンを下げてマズアクをハーフタイム明けに投入。前半同様に立ち上がりは受け身の形となった中、幾度かパレスにゴールを脅かされるが、エドゥアールらの決定機逸に救われる。
 
後半はなかなか決定機まで持ち込めないものの、危なげなく時計を進めていくウェストハムは、この試合後にアルジェリア代表に合流するベンラーマを下げて代役を担うヴラシッチをピッチへ送り出すなど、今後の戦いを睨んだ采配も見せ始める。
 
その後、83分には途中出場オリーズの正確なクロスからエドゥアールに一矢報いるゴールを決められてクリーンシートを逃したウェストハム。さらに、試合終了間際の90分にはオリーズに直接FKを決められると、スタジアムの空気が一変。後半アディショナルタイムにはホームチームの猛攻に晒され、マテタにアクロバティックなシュートでゴールを脅かされるが、これは枠の左に外れて事なきを得た。
 
試合の終わらせ方に課題を残したものの、ダービー連勝のウェストハムは、今節敗れた4位アーセナルとの勝ち点差を1ポイントに縮めた。