ラ・リーガ第20節、グラナダvsバルセロナが8日にロス・カルメネスで行われ、1-1のドローに終わった。

前節、マジョルカとの接戦をウノセロで勝ち切ったバルセロナ(勝ち点31)は、トップ4圏内と1ポイント差の5位で前半戦をフィニッシュ。直近のコパ・デル・レイ3回戦ではリナレス(3部)に先制される苦しい展開となったものの、2-1の逆転勝利で新年連勝スタートを飾った。

来週ミッドウィークにサウジアラビアで開催されるスーペル・コパ・デ・エスパーニャの準決勝のレアル・マドリー戦に向け、弾みを付けたいチャビ率いるチームは、前回対戦で1-1のドローに終わった13位のグラナダ(勝ち点23)と対戦。この一戦では負傷のアラウホ、フレンキー・デ・ヨングらを欠くも、新型コロナウイルスから回復したガビ、これがラ・リーガ復帰戦となるダニエウ・アウベスがスタメン入りした。

デンベレ、ルーク・デ・ヨング、ジュグラを3トップに配した[4-3-3]の布陣で臨んだバルセロナは、コンパクトな[4-4-2]の守備ブロックを敷くグラナダを相手にボールの主導権を掌握。8分には左サイドでの細かい繋ぎからガビが入れた柔らかなクロスをL・デ・ヨングが頭で合わせ、ゴールネットを揺らす。だが、これは繋ぎの段階でのオフサイドを取られてゴールは認められず。

開始早々のゴールとはならずも、まずまずリズム良くボールを動かすバルセロナはサイドを起点に相手を揺さぶっていく。17分には左サイド深くで仕掛けたジュグラからのクロスをゴール前のL・デ・ヨングがアクロバティックなヒールシュートでゴールに迫る。

以降もボールを握るものの、グラナダの集中した守備を前になかなか決定機まで持ち込めないバルセロナ。逆に、相手が狙う縦に速い攻めから押し返されると、26分にはボックス左で仕掛けたマチスに左足のシュートを枠に飛ばされるが、これはGKテア・シュテーゲンの好守で凌ぐ。

前半終盤にかけてはデンベレの個人技を突破口に幾度か深い位置まで攻め込んだが、そのデンベレは可能性のないミドルレンジのシュートを連発するなど枠内シュート0で試合を折り返すことになった。

後半もボールを握るものの、なかなか攻め切れないバルセロナにアクシデント発生。右ハムストリングを痛めたエリック・ガルシアがプレー続行不可能となり、54分にラングレがスクランブル投入された。

攻撃の停滞に加えて、負傷交代と少しイヤな流れが漂うが、百戦錬磨のDFの右足がチームを救う。57分、中央にドリブルで切り込んだジュグラから相手陣内右のハーフスペースでパスを受けたダニエウ・アウベスが絶妙な浮き球のクロスを供給。これをボックス内での相手DFとの駆け引きでフリーとなったL・デ・ヨングが巧みなヘディングで合せた。

ダニエウ・アウベスのアシストからL・デ・ヨングの2試合連続ゴールで先手を奪ったバルセロナは、直後に殊勲のオランダ代表FWを下げて負傷明けのデパイ、ジュグラに代えてアブデを投入。

ここからゲームコントロールを意識しつつ、前線のスピードを生かしたカウンターから追加点を狙う。その狙い通り、アブデらに幾度かチャンスが訪れるが、これを決め切れない。

すると、今季リードしたゲームの締め方に問題を抱えるバルセロナはこの試合でもその課題が露呈。80分、前半に1枚カードをもらっていたガビがやや軽率な形でのファウルで2枚目のカードをもらって退場に。

その後、数的優位によってバッカら攻撃的なカードを投入したホームチーム相手に守勢を強いられると、課題の守備が耐え切れない。89分、グラナダの左CKの場面でファーに流れたボールをプエルタスに拾われると、腰の捻りを利かせた左足のシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺された。

以降は勢いづいたホームチームの攻勢を前に、勝ち点1を持ち帰るのが精いっぱいという苦しい試合運びとなったバルセロナは、逃げ切り失敗で痛恨のドロー。トップ4浮上のチャンスを逸すると共に週明けのクラシコに弾みを付けることはできなかった。u