セリエA第21節、ヴェネツィアvsミランが9日にスタディオ・ピエル・ルイジ・ペンツォで行われ、アウェイのミランが0-3で快勝した。
 
現在、1試合未消化の首位インテルを1ポイント差で追う2位のミラン(勝ち点45)は、16位のヴェネツィア(勝ち点17)とのアウェイゲームで3連勝を目指した。
 
新型コロナウイルス感染者とアフリカ・ネーションズカップへの選手派遣によって多くの主力を欠きながらも、前節ローマを相手に会心の勝利を収めて勢いに乗るロッソネリは、中2日の一戦に向けて先発3人を変更。クルニッチ、メシアス、ジルーに代えてバカヨコ、レオン、イブラヒモビッチを起用した。
 
試合は開始早々に動く。2分、左サイドのテオ・エルナンデスのグラウンダーの縦パスに反応したレオンが快足を飛ばしてそのままボックス左に侵入すると、ゴールライン際から丁寧な折り返しを供給。これをゴール前にタイミング良く飛び込んできたイブラヒモビッチがワンタッチで流し込んだ。なお、対ヴェネツィア初ゴールのスウェーデン代表FWはヨーロッパ5大リーグにおいて通算80クラブ目のゴールとなり、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに続く偉業達成となった。
 
先発復帰の両雄による見事なコンビネーションからのゴールで幸先よく先制に成功したミランは、以降も圧倒的な個的優位をもたらすレオンの左サイドを起点に追加点を狙う。7分にはイブラヒモビッチとの連携でボックス左に持ち込んだレオンが右足のシュートを枠に飛ばすが、これはGKロメロの好守に阻まれた。
 
その後は徐々に落ち着きを取り戻したホームチームに押し返されるミランだが、集中した守備対応で深い位置までボールを運ばれても決定機まで持ち込ませない。また、カウンターやセットプレーの流れから2点目に迫る場面も作り出す。28分にはテオ、フロレンツィの両サイドバックが強烈なミドルシュートを続けて枠内に飛ばすが、再びGKロメロの好守に遭う。
 
前半終盤にかけてはサイドバックの背後を突かれる形で幾度かヴェネツィアに際どいクロスを許したミランだったが、守護神メニャンを中心に危なげなく凌ぎ切って1点差で後半に折り返した。
 
前半に1枚カードをもらっていたサーレマーケルスを下げてメシアスをハーフタイム明けに投入したミランは、前半同様に後半もファーストチャンスをモノにする。48分、レオンとのパス交換でボックス左に侵入したテオがDFマッゾッキを腕でブロックしながら強烈な左足のシュートをニア上に突き刺した。
 
2点目を奪ってより優位に試合を進められるようになったミランは畳みかける攻めで一気に試合を決めてしまう。58分、前線からの守備で相手のバックパスのミスを誘うと、ボックス内右でイブラヒモビッチが折り返したクロスのこぼれ球をテオがシュート。これをゴールカバーに入ったDFスヴォボダが手を使ってブロックすると、ハンドによる決定機阻止となり、ミランにPKが与えられると共にスヴォボダにレッドカードが掲示された。このPKをキッカーのテオがきっちり右隅に決めてドッピエッタを達成した。
 
3点リードに加えて数的優位を手にしたミランはこの直後に先発復帰のレオンを下げてレビッチを投入。さらに、73分には殊勲のイブラヒモビッチ、ブラヒム・ディアスを下げてジルー、ダニエル・マルディーニの投入で試合をクローズにかかる。
 
その後は途中出場のレビッチが果敢にゴールを狙った一方、ガッビア、カルルのセンターバックコンビを中心とする守備陣はクリーンシート達成に向けて最後まで集中したプレーで10人のホームチームに一矢報いることを許さず。
 
前後半の立ち上がりに奪ったゴールによって常に優位に試合を運んだミランがリーグ3連勝で暫定ながら首位に立っている。