プレミアリーグ第22節、リバプールvsブレントフォードが16日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが3-0で快勝した。なお、リバプールのFW南野拓実は74分からプレーし、1ゴールを記録した。

2022年初戦となったチェルシーとの上位対決を2-2のドローで終え、リーグ戦2戦連続未勝利と足踏みが続く3位のリバプール(勝ち点42)。前日に行われた頂上決戦を首位のマンチェスター・シティが勝利したことで、暫定でのポイント差が「14」に広がった中、今節では前回対戦でドローに持ち込まれた13位のブレントフォード(勝ち点23)を相手にリーグ3戦ぶりの白星を狙った。

クロップ監督は、10人のアーセナルを相手にゴールレスドローに終わった3日前のEFLカップ準決勝1stレグから先発2人を変更。ミルナーと南野に代えてカーティス・ジョーンズ、オックスレイド=チェンバレンを起用。3トップは右からオックスレイド=チェンバレン、フィルミノ、ジョタという並びとなった。

戦前の予想通り、立ち上がりから圧倒的にボールを握って相手を押し込んでいくリバプールは、両サイドバックが常に高い位置を取ってピッチの幅を取りながら厚みのある攻撃を仕掛けていく。

アレクサンダー=アーノルドのミドルシュートや再三のセットプレーでゴールチャンスを窺う中、22分にはビッグチャンス。右CKの流れからゴール前でこぼれ球に反応したファン・ダイクが左足のシュートを枠に飛ばすが、これはGKアルバロ・フェルナンデスの足を使った見事なセーブに阻まれる。

以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開するリバプールだが、割り切って自陣深くにブロックを構えるブレントフォードの粘り強い守備に手を焼く。直近のアーセナル戦同様の手詰まり感が出始める中、徐々に焦りからか自陣でのミスが出ると、カウンターから一発を狙うトニー、ムベウモの2トップに続けて際どい場面を作られる。

それでも、これを凌いだホームチームは44分、左CKの場面でキッカーのアレクサンダー=アーノルドが右足インスウィングのボールを入れると、ニアの密集をすり抜けてバウンドしたボールをファーでDFアイエルのマークを一瞬外したファビーニョが頭で流し込み、最高の時間帯に先制点を奪い切った。

苦しみながらも1点リードで試合を折り返したリバプールは、後半も危なげなくゲームをコントロールしていく。早い時間帯の同点を目指して前がかりとなる相手の攻撃を受け止めながら、前半からの遅攻に加え、速攻の形から2点目に迫っていく。

ジョタのポスト直撃のシュートなど、徐々にゴールの匂いを色濃くさせる攻撃を見せるリバプールは、後半半ばに待望のゴールを奪う。左サイドのロバートソンからの絶妙なピンポイントクロスをファーに飛び込んだオックスレイド=チェンバレンがダイビングヘッドで合わせ、今季のリーグ戦初ゴールとした。

これで勝利に大きく近づいたリバプールだが、相手との接触で足を痛めたオックスレイド=チェンバレンがプレー続行困難となり、74分に南野が投入される。

すると、この日が27歳のバースデーとなった日本代表FWがフィルミノの完璧なお膳立てによって自ら祝砲を挙げる。77分、相手ゴールキックのリスタートの場面で南野とフィルミノが連動したプレスで相手ボックス内でボールを奪うと、ゴール前でGKとDFを引き付けたフィルミノから丁寧なプレゼントパスを受けた南野が冷静に右足のシュートをゴールネットへ流し込み、直近のアーセナル戦の決定機逸を払しょくする今季リーグ2点目とした。

この3点目で勝利を確信したクロップ監督は、ジョタを下げて17歳FWゴードンをプレミアリーグデビューさせる。その後は3トップの中央に入った南野が積極的にボールを呼び込んでゴードンの初ゴールのチャンスを演出するなど、余裕のあるプレーを披露。

4点目こそ奪えなかったものの、相手にほぼ攻撃の形を作らせなかったリバプールが、3-0の完勝でリーグ戦3試合ぶりの白星を手にして2位に浮上した。