EFLカップ(カラバオカップ)準決勝2ndレグ、アーセナルvsリバプールが20日にエミレーツ・スタジアムで行われ、アウェイのリバプールが0-2で勝利した。この結果、2戦合計0-2としたリバプールの決勝進出が決定した。

なお、アーセナルDF冨安健洋はフル出場、リバプールFW南野拓実は63分から途中出場した。

1週間前に敵地で行われた1stレグではジャカの退場で数的不利を背負いながらも、0-0のドローに持ち込んだアーセナル。物議を醸す形ながらも先週末のトッテナムとのノースロンドン・ダービーの開催延期が認められたアルテタ率いるチームは、1週間ぶりの公式戦で決勝進出を目指した。

その前回対戦からは先発3人を変更。出場停止のジャカに代わって新型コロナウイルスから回復したウーデゴール、セドリックとエンケティアに代わって負傷明けの冨安とスミス・ロウが復帰。さらに、ガーナ代表のアフリカ・ネーションズカップ敗退に伴い、トーマスがベンチに戻ってきた。

一方、要塞アンフィールドでの初戦を期待外れのドローで終えたリバプールだが、先週末のリーグ戦ではブレントフォードに3-0の快勝を収めてバウンスバックに成功。敵地での大一番ではそのブレントフォード戦から先発2人を変更。アリソンからGKをケレハーに代えたほか、負傷のオックスレイド=チェンバレンに代えて17歳FWカイデ・ゴードンをフィルミノ、ジョタと共に前線で起用した。

チェルシーが待つファイナル進出を懸けた運命の一戦は、ホームの大歓声を背にしたアーセナルが押し込む入りを見せる。開始5分にはサカが倒されて得たペナルティアーク付近のFKをラカゼットが右足で直接狙うが、壁の上をギリギリ越えたシュートはクロスバーを叩いた。

立ち上がりこそバタついたものの、徐々にボールの主導権を奪い返して攻勢に出始めるリバプールは、10分過ぎにセットプレーの流れからファビーニョが競り勝ったボールをゴール前のマティプがワンタッチでゴールへ流し込むが、ここは惜しくもオフサイドの判定となった。

それでも、良い形でフィニッシュまで持ち込んだリバプールは2度目のチャンスを確実にゴールへ結びつける。19分、カウンターの形からアレクサンダー=アーノルドのラストパスを受けたジョタが左のハーフスペースで縦に仕掛けると、バランスを崩したDF冨安を完全に振り切ってペナルティアーク付近に切り込んで右足のシュートを放つ。これがDFにディフレクトする形でコースが変わってゴールネットを揺らした。

冨安が絡む形の失点で先手を奪われたアーセナルはすぐさま反撃を開始。サカとマルティネッリの個人技や相手の背後を突く動きで幾度か相手ゴール付近まで運ぶが、最後のところでリバプールの守備を崩し切れない。28分にはマルティネッリがボックス内でファビーニョと交錯するが、ここは先にボールにチャレンジに行ったとの判定でPKを獲得できない。

前半終盤にかけてはリバプールがきっちり試合をコントロール。決定機まで持ち込むまでには至らなかったものの、危なげなく1点リードでハーフタイムを迎えた。

後半に入って先に動いたのはリバプール。コンディションの問題か、マティプを下げてコナテをハーフタイム明けに投入した。前半に引き続きリズム良く試合に入ったアウェイチームは50分、左サイドを突破したジョタがゴールライン際で内に運んで絶妙な折り返しを供給。しかし、待ち構えていたゴードンは左足のイージーシュートを枠の外に外してしまう。

以降も押し込む状況が続くリバプールは59分、アレクサンダー=アーノルドのCKをコナテがドンピシャのヘディングで合わせるが、これは惜しくも枠を叩く。良い流れの中で押し切りたいクロップ監督は63分、ゴードンを下げて南野を投入。その南野は69分にボックス内でこぼれ球に反応し、早速シュートまで持ち込むが、これは相手DFのブロックに阻まれて2試合連発とはならず。

マルティネッリの個人技以外に攻め手がないアーセナルは74分、スミス・ロウとラカゼットを下げてエンケティアとトーマスを同時投入。この交代で流れを変えたいところだったが、その出ばなを挫かれる。

77分、ハーフウェイライン付近で縦へ仕掛けたマルティネッリがバランスを崩してボールを失うと、ボールを回収したアレクサンダー=アーノルドが背後を狙うジョタへ絶妙なロングフィードを通す。これでDFホワイトの背後を完璧に取ったジョタは飛び出したGKラムズデールの寸前でループシュートを狙うと、これがゴールネットを揺らした。

この追加点で勝利を確信したアウェイチームはフィルミノを下げてネコ・ウィリアムズの投入で試合を締めにかかる。一方、何とかホームで一矢報いたいアーセナルだが、試合終盤に続けてイエローカードをもらったトーマスが退場となり、2試合連続で数的不利を背負うことになった。

そして、試合はこのまま2-0のスコアのままタイムアップを迎え、敵地でアーセナルを粉砕したリバプールがチェルシーが待つ決勝進出を果たした。