ラ・リーガ第22節、アラベスvsバルセロナが23日にエスタディオ・デ・メンディソローサで行われ、アウェイのバルセロナが0-1で勝利した。
 
スーペル・コパではレアル・マドリー、コパ・デル・レイではアスレティック・ビルバオにいずれも延長戦の末に敗れ、わずか数日間で2つのコンペティションから敗退したリーグ6位のバルセロナ(勝ち点32)。
 
今季の最優先事項となったトップ4フィニッシュに向けてバウンスバックの勝利が求められる今節は降格圏の18位に沈むアラベス(勝ち点17)と対戦した。チャビ監督は直近のアスレティック戦から先発3人を変更。出場停止のガビに代えてフレンキー・デ・ヨング、ダニエウ・アウベスとフェラン・ジュグラに代えてデスト、ルーク・デ・ヨングが起用された。
 
立ち上がりからボールの主導権を握って攻め手を窺うバルセロナは、13分に最初の決定機を創出。ボックス手前右でボールを持ったペドリから低いクロスが出ると、これをボックス中央のL・デ・ヨングが右足ボレーで合わせるが、これはわずかに枠の右。
 
その後は引き続きボールを握りつつ、ブスケッツ、ペドリを起点とした中央での繋ぎ、相手の背後を狙う前線の動きで揺さぶりをかけるバルセロナだが、なかなか相手の守備ブロックのバランスを崩し切れない。32分には自陣深くからブスケッツ、ペドリのラインで中央を突破しカウンターチャンスを得るが、左ウイングにポジションを移したフェラン・トーレスのカットインからの右足のミドルシュートは精度を欠く。
 
前半終盤にかけても攻めあぐねる状況が続いた中、ハーフタイム直前には相手のカウンターからペレ・ポンスにボックス内への抜け出しを許すが、ここは中途半端に放った力のないシュートをGKテア・シュテーゲンが難なく正面でキャッチし事なきを得た。
 
互いに選手交代なしで臨んだ後半も試合展開に大きな変化はなし。互いに疲労の影響から中盤にスペースが生まれ始める中、早い時間帯にゴールをこじ開けたいバルセロナだが、なかなか流れの中では決定機まで持ち込めない。63分には相手陣内右サイドで得たFKの場面でペドリのストレート性のボールに反応したL・デ・ヨングがゴール至近距離からワンタッチシュートも、これはGK正面を突く。
 
後半序盤の内にゴールを奪えなかったバルセロナは71分、アブデを下げてニコ・ゴンサレスを最初の交代カードとして切り、攻撃時はニコとペドリをL・デ・ヨングの下に2シャドーとして置く[3-4-2-1]に近い布陣に変更。これで攻撃を活性化させたいところだったが、ホームチームに幾度か深い位置までボールを運ばれるなど、リズムを掴み切れない。
 
その後、85分にL・デ・ヨングを諦めてジュグラを投入したバルセロナは、土壇場でゴールをこじ開ける。87分、ブスケッツの相手陣内でのカウンタープレスから右サイドのフェラン・トーレスに大きく展開。ここからボックス手前でニコ、ジョルディ・アルバと短く繋ぐと、アルバが右足で出した絶妙な浮き球のクロスにオフサイドぎりぎりでボックス右に抜け出したフェラン・トーレスが同じく背後へ飛び出したF・デ・ヨングに丁寧なマイナスのパス。ゴール前ドフリーのオランダ代表MFが難なくこれを流し込み、ようやくアラベスの堅守をこじ開けた。
 
その後、後半ラストプレーとなったアラベスの右CKの場面でフリーにしたエドガル・メンデスにヘディングシュートを打たれるが、これはGKテア・シュテーゲンが正面で対応し、試合はこのままタイムアップ。
 
試合を通して攻め手を欠きながらも最後の最後でゴールをこじ開けたバルセロナが、公式戦4試合ぶりの白星を手にしてスーペル・コパ、コパ敗退のショックをわずかながら払しょくすることに成功した。