ラ・リーガ第21節延期分、バルセロナvsラージョが24日にカンプ・ノウで行われ、アウェイのラージョが0-1で勝利した。

前節、レアル・ソシエダとの接戦をオーバメヤンのゴールで勝ち切った2位のバルセロナ(勝ち点63)。14位のラージョ(勝ち点37)との延期分では、公式戦連敗中のカンプ・ノウで3試合ぶりの白星を狙った。

3日前のソシエダ戦からは先発2人を変更。ダニエウ・アウベスとピケに代えてデストとエリック・ガルシアを起用した。ただ、その試合で負傷交代したアラウホ、足を気にしていたジョルディ・アルバは共にスタートからピッチに立った。

デンベレが右サイドでの鋭い仕掛けから高精度のクロスでいきなりチャンスを演出するなど、悪くない入りを見せたバルセロナ。しかし、開始7分にはハーフウェイライン付近の右サイドでイシが斜めに入れたラストパスに反応したアルバロ・ガルシアにボックス内へ抜け出されると、DFデストの寄せである程度シュートコースを限定したものの、ボックス右からニア下へ右足のシュートを流し込まれた。

0-1で敗れた前回対戦同様に前半のうちにビハインドを背負ったホームチームは、すぐさま反撃を開始。13分にはセットプレーの二次攻撃からボックス内でこぼれ球を収めたアラウホが反転シュートを放つが、これはGK正面となった。

以降は完全にボールの主導権を握るが、コンパクト且つ強度も申し分ないラージョの[4-4-2]の守備に苦戦。遅攻ではなかなか崩し切れないが、セカンドボールの拾い合い、球際を制してのカウンターの形からチャンスを創出していく。

25分にはジョルディ・アルバの意表を突く右足のミドルシュートがクロスバーを掠めると、右サイドで個的優位を保つデンベレのドリブル突破を突破口にゴール前のオーバメヤンがフィニッシュに絡んでいく。さらに、42分には左CKの二次攻撃からセカンドボールを拾ったガビが絶妙な右足のコントロールシュートを放つが、これもクロスバーを叩いた。

結局、幾度かあったチャンスをモノにできず、1点ビハインドで試合を折り返したバルセロナ。チャビ監督はデストを下げてハーフタイム明けにラングレを投入し、アラウホを右サイドバックに移した。

早い時間帯の同点ゴールがほしいバルセロナは、引き続きデンベレを軸に、左肩上がりの布陣変更によって高い位置を取れるようになったジョルディ・アルバの左サイドと、ピッチの幅を使った攻めでチャンスを窺う。

しかし、前半同様に強度、集中力を落とさないアウェイチームの守備に対して、決定機まであと一歩という場面が目立つ。これを受け、60分にはフレンキー・デ・ヨング、フェラン・トーレスを諦め、ニコ・ゴンサレス、デパイの投入で攻撃のアプローチに変化を加える。

70分には右サイドの細かい繋ぎからアラウホがグラウンダーで折り返したボールをニアのデンベレがスルー。ゴール前で足元に収めたデパイが右足のシュートに持ち込むが、ここは相手の決死のブロックに遭う。

この決定機直後にバルセロナはエリック・ガルシア、オーバメヤンを下げてアダマ・トラオレと切り札のルーク・デ・ヨングを投入。右にトラオレ、左にデンベレとドリブラーがウイングバックに入る攻撃的な[3-4-3]に変更。

力業でゴールをこじ開けにかかるホームチームは80分、ペナルティアーク付近からデパイがブレ気味の強烈なミドルシュートでGKディミトリエフスキを強襲。相手が[5-4-1]と守備を固めてきた中、トラオレの個人技で打開を図るが、トラオレやジョルディ・アルバの際どいシュートはことごとく相手守護神のビッグセーブに阻まれる。

その後、ピッチ内での治療の影響などで11分が加えられたアディショナルタイムにはアラウホを前線に残し、よりリスクを取る。相手のカウンターからのピンチはパテ・シスのシュートが左ポストを叩いて事なきを得るが、ほぼラストプレーで得たFKの流れからデンベレが放った決定的なボレーシュートはDFカテナの見事なゴールカバーに阻まれ万事休す。

ラージョに史上初のシーズンダブルを許したバルセロナは、ルイ・ファン・ハール時代の1997-98、1998-99シーズン以来となるカンプ・ノウでの公式戦3連敗という屈辱を味わうことになった。