プレミアリーグ第37節、マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシーが28日にオールド・トラッフォードで行われ、1-1のドローに終わった。

現在、6位のユナイテッド(勝ち点54)はシーズン最終盤の重要な強豪3連戦においてリバプール、アーセナルに痛恨の連敗。この結果、1試合消化試合が少ない4位のアーセナルとのポイント差は「6」となり、逆転でのトップ4フィニッシュは絶望的となった。

その連敗からのバウンスバックを図るオールド・トラッフォードでの今季最後の対ビッグ6戦に向けては、扁桃炎で欠場のサンチョに代わってラッシュフォードを起用した以外同じメンバーを継続。ただ、負傷者続出のチームはマグワイア、ワン=ビサカ、リンガードらもベンチを外れ、ショレティレやトップチームで初のベンチ入りとなるU-19スペイン代表DFアルバロ・フェルナンデスと多くのユースプレーヤーがベンチに並んだ。

一方、3位のチェルシー(勝ち点65)は、前節ウェストハムとのロンドン・ダービーを劇的に勝ち切って1-0の勝利。公式戦3連敗中だったスタンフォード・ブリッジでの連敗をストップすると共に、トップ4フィニッシュ確定へ一歩前進した。連勝を狙う中3日でのアウェイゲームではハマーズ戦から先発2人を変更。チャロバー、ロフタス=チークに代えて負傷明けのリュディガー、リース・ジェームズを復帰させた。

チェルシーのFAカップ決勝進出に伴い、前倒しとなったミッドウィーク開催の名門対決は、立ち上がりからアウェイチームがボールを握って押し込む展開に。開始5分には左ウイングバックのマルコス・アロンソから逆サイドでパスを受けた右ウイングバックのジェームズがGKデ・ヘアにセーブを強いるミドルシュートを放った。

立ち上がりの守勢を一旦凌いだユナイテッドは10分を過ぎた辺りから押し返していく。その流れでブルーノ・フェルナンデス、クリスティアーノ・ロナウドと攻撃の核の選手がフィニッシュに絡んでいくが、決定機には至らない。

以降は再びチェルシーがボールを保持し、相手の連動性を欠くプレスを要所でかい潜りながら右サイドを起点に速い攻めでチャンスを作り出していく。19分には右サイドでの繋ぎからペナルティアーク付近でジョルジーニョから横パスを受けたフリーのカンテが右足を振るが、これはGK正面。さらに、27分と28分にはいずれも中盤でフリーとなったカンテのスルーパスに抜け出したハヴァーツにビッグチャンスが訪れるが、1本目は右のサイドネット、2本目は一対一の局面でGKデ・ヘアのビッグセーブに阻まれる。

前半終盤にかけては主導権を握るチェルシーが内と外を織り交ぜた効果的な攻めでホームチームを揺さぶり続ける。だが、ジェームズの右クロスに反応したハヴァーツのヘディングシュートがGKデ・ヘアの正面を突くなど、ドイツ代表MFを始め最後のところで決め手を欠く。

一方、10分付近の数分間を除いて防戦一方の苦しい戦いを強いられたユナイテッドだったが、守護神の好守にも救われて何とかゴールレスでハーフタイムを迎えることができた。

迎えた後半、エランガとラッシュフォードのサイドを入れ替えるなど、難しい前半から微調整を施したユナイテッド。キックオフ直後にはマティッチがゴール前の密集をすり抜ける際どいクロスを入れていきなりチャンスを作った。

しかし、後半も数分を過ぎると、前半同様にチェルシーがペースを握って押し込む形に試合が落ち着く。仕留める部分を除いて良いパフォーマンスが続くチェルシーは“一発”を持っているスペイン人DFが決定的な仕事を果たす。

60分、中央のカンテからボックス手前右でパスを受けたアスピリクエタが相手を寄せて大外でフリーのジェームズに展開。ジェームズが余裕を持って上げたクロスがゴール前のハヴァーツの背中に当たってファーに流れると、待ち受けていたマルコス・アロンソが抑えの利いた見事な左足のダイレクトボレーをゴール右隅に突き刺した。

我慢し切れずに先にリードを許したユナイテッドだったが、失点直後に頼れるエースが魅せる。62分、チェルシーの自陣左サイドでのスローインの流れからカンテの縦パスを引っかけてカウンターを発動。一度カンテにリカバリーされかけるが、ルーズボールに反応したマティッチが絶妙な浮き球のパスをボックス右のスペースに送ると、これに反応したC・ロナウドが完璧なファーストタッチでボールを収め渾身の右足シュートをゴールネットへ突き刺し、通算12戦目にしてチェルシー相手のリーグ戦初ゴールとした。

一瞬の隙を突かれてイーブンに戻されたチェルシーだが、慌てることなく以降は冷静にゲームをコントロール。71分には疲れの見えたハヴァーツとヴェルナーを下げてウェストハム戦で途中出場から決定的な仕事を見せたルカクとプリシッチを同時投入する。

一方、ユナイテッドは79分にマティッチとラッシュフォードを下げてフィル・ジョーンズ、マタを投入して後ろを5枚に変更して守備を整える。

この交代直後の80分にはチェルシーにビッグチャンス。カンテの高い位置でのボール奪取からボックス中央のマウントの足元にパスが出ると、マウントは冷静に背後の味方へ落とすと、これに反応したジェームズが利き足とは逆の左足で狙いすましたシュートを放ったが、惜しくも左ポストを叩いた。

その後もチェルシーが優勢に試合を進めたが、5バックへの変更が功を奏してかユナイテッドも最後のところで決定機までは持ち込ませず。やや膠着状態に陥ったまま試合は前回対戦と同じ1-1のスコアでタイムアップ。試合内容ではチェルシーが圧倒したものの、痛み分けのドローに終わった。

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