ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準決勝1stレグ、レスター・シティvsローマが28日にレスター・シティ・スタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。

ロジャーズ監督とモウリーニョ監督による師弟対決となったレスターとローマによるファイナル進出を懸けた一戦。

前ラウンドでPSVを2戦合計2-1で撃破したレスター。プレミアリーグでは2試合消化試合が少ないものの、ヨーロッパの出場権争いとは大きく勝ち点が離れる10位に甘んじており、今季唯一獲得可能なECLのタイトル獲得へ全力を注ぐ構えだ。直近のリーグ戦で3戦未勝利のフォクシーズは、直近のアストン・ビラ戦で久々の戦列復帰となったヴァーディがスタメンに入り、負傷のエンディディを除きほぼベストメンバーを起用してきた。

一方、グループステージで屈辱を味わったボデ/グリムトに2戦合計5-2のスコアで逆転突破を決めたローマ。5位に位置するセリエAでは直近のインテル戦で13試合ぶりの黒星を喫し、4位ユベントスとの勝ち点差が「8」に広がり、残り4試合での逆転は絶望的な状況。レスター同様に久々のタイトルへのモチベーションは高い。敵地での初戦に向けてはインテル戦をサスペンションで欠場したザニオーロがエイブラハムと共に2トップに入り、こちらも現状のベストメンバーを起用した。

立ち上がりはホームのレスターがアグレッシブな入りをみせ、開始4分にはマディソンの左CKを大外に飛び込んだカスターニュがダイビングヘッドで合わすが、これは惜しくも枠の右に外れる。

試合の入りはレスターの勢い、攻撃に対して後手の対応となったローマだが、時間の経過と共に球際の勝負で互角以上に盛り返すと、ファーストチャンスをゴールに結びつける。15分、ハーフウェイライン付近の左サイドで大きな展開を受けたザレフスキがそのまま縦に運びながら中央からボックス左へ斜めのランニングを仕掛けたペッレグリーニへ絶妙なスルーパスを供給。ローマのカピターノはGKシュマイケルの股間を抜く見事な左足のシュートを流し込んだ。

ローマが先にスコアを動かしたことで、ここから試合は圧倒的にボールを握るホームチーム、鋭いカウンターで応戦するアウェイチームという構図がより明確に。

押し込む時間帯が続くレスターはDFスモーリングの徹底監視に遭うエースになかなか良い形でボールが入らないが、ルックマンの仕掛けやマディソンのミドルシュートで同点ゴールを目指す。さらに、押し込んだことで回数が増えるセットプレーからチャンスを窺うが、エアバトラー揃いのローマ相手には分が悪くシュートこそ8本放ったものの、決定機までは持ち込めないまま前半を終えることになった。

後半は前半以上にレスターが押し込む展開が続く中、後半序盤には右のハムストリングを痛めたムヒタリアンがプレー続行不可能となり、ローマはヴェレトゥのスクランブル投入を強いられる。

押し込まれながらもある程度余裕を感じさせた前半とは異なり、後半は相手の揺さぶりに対してギリギリの対応が続くローマはなかなかカウンターを繰り出せず、我慢の時間帯が続く。

そういった流れの中で押し切りたいレスターが62分にオルブライトン、ヴァーディを諦めてバーンズ、イヘアナチョを同時投入すると、この交代が完璧に嵌る。67分、ボックス手前左で仕掛けたバーンズがボックス内の味方の足元に当ててリターンパスを受け直そうとすると、ボールは味方ではなくDFにはじかれるが、これが最高のワンツーの形となってゴールライン際から高速クロスを供給。これがゴールまでルックマンと競ったDFマンチーニの足に当たってゴールネットを揺らした。

結果はオウンゴールもバーンズの仕掛けから同点に追いついたレスターは畳みかける攻めを見せ、イヘアナチョのミドルシュートなどで逆転ゴールに迫る。対して守勢が続くローマはザニオーロを下げて投入したセルジオ・オリベイラにビッグチャンス。80分、背後へ抜け出したエイブラハムがDF2枚を相手にボックス右でキープ。そこから内を取ったポルトガル代表MFに絶妙なヒールパスを繋ぐが、セルジオ・オリベイラのニア上を狙った至近距離からのシュートはGKシュマイケルが見事な反応ではじき出した。

互いに交代カードを切り終えて臨んだ試合最終盤はより勝利がほしいホームチームが攻勢を仕掛けたが、ローマの堅守を前に2点目を奪うまでには至らず。この結果、初戦は1-1のドローに終わり、オリンピコでの圧倒的な後押しが期待できるローマがやや優位性を持ってリターンレグに臨むことになった。

また、同日行われた準決勝のもう1試合、フェイエノールトvsマルセイユは、ホームのフェイエノールトが3-2で勝利した。

準々決勝でスラビア・プラハ、PAOKをそれぞれ破ったオランダとフランスの名門対決は、試合前の予想通りに激しい打ち合いとなった。

行ったり来たりの落ち着かない展開が続いた前半の18分、ボックス手前で仕掛けたシニステラが絶妙なヒールパスを落とすと、これに反応したデサースが飛び出したGKの寸前でシュートを流し込む。さらに、直後の20分には縦パス一本でハイラインの背後を取ったリース・ネルソンがボックス右から折り返したボールをシニステラがダイレクトシュート。DFにディフレクトしたボールがゴール左隅に決まった。

まさかの連続失点で厳しくなったマルセイユだが、今大会屈指の攻撃力を誇るフランスの名門は前半の内にスコアをタイに戻す。28分、鮮やかな中央でのパス交換からボックス内に持ち込んだディエングが強烈なミドルシュートを突き刺すと、40分にはゲンドゥージのクロスをGKが前にはじいたところをジェルソンが冷静にゴールネットへ流し込んだ。

2-2のイーブンで折り返した試合は意外な形から3点目が生まれる。後半のキックオフでボールを後方に下げたマルセイユに対して、デサースがハイプレスを仕掛けると、DFチャレタ=ツァルが後ろを確認せずに出した不用意なGKへのバックパスをデサースがカット。そのまま無人のゴールへ流し込み、後半開始10秒ちょっとでの勝ち越しゴールとした。

その後、試合は互いに交代カードを切りながら激しい攻防が繰り広げられたが、後半は両守護神を中心に守備陣の好守が目立つ展開となり、多くの決定機を作り合ったもののこれ以上のゴールは生まれず。この結果、相手のミスを突いたホームのフェイエノールトが先勝に成功している。

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