プレミアリーグ第35節、トッテナムvsレスター・シティが1日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、ホームのトッテナムが3-1で勝利した。

ブライトン、ブレントフォードと格下相手に1敗1分けの2戦未勝利と足踏み続く5位のトッテナム(勝ち点58)。この取りこぼしによって4位の座を宿敵アーセナル(勝ち点60)に明け渡す結果となった。

来週にリバプール、アーセナルとの重要な連戦を控えるコンテ率いるチームは、10位のレスター・シティ(勝ち点42)を相手に3戦ぶりの白星を目指した。前節からはクルゼフスキに代えてルーカス・モウラを起用した以外、同じメンバーを継続した。

週明けにヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のローマ戦を控えるレスターが大幅なターンオーバーと共に、[3-5-2]へのシステム変更を施してきた中、勢いを持って試合に入ったトッテナム。

全体を押し上げて相手を押し込んでいくと、決定機には至らないものの、高い位置での潰しから波状攻撃を仕掛けていく。

だが、ハイラインの背後を狙うアウェイチームに幾度か引っくり返される場面を作られると、13分には右サイド深くでスマレが折り返したボールをゴール前のダカにダイレクトで打たれる。これは右ポストに救われるが、直後には自陣ボックス付近でのベン・デイビスのボールロストからオルブライトンにラストパスを出されるが、ここはダカの手前で見事なクリアを試みたDFロメロのビッグプレーで凌いだ。

キックオフ直後の攻勢から一転して少しイヤな空気が漂い始めるが、その空気をエースのゴールが払しょくする。22分、右CKの場面でキッカーのソン・フンミンが右足アウトスウィングのボールを入れると、うまくマークを外してゴール前に入り込んだケインが難なく頭で合わせた。

対レスター18戦19ゴール目としたフォクシーズ・キラーの本領発揮で3試合ぶりのゴールを奪ったホームチームは、これで落ち着くことなく畳みかける攻めを見せていく。

33分には相手の不用意なバックパスに反応したケインがGKと一対一も、ここはシュマイケルの好守に遭う。さらに、前半終了間際にはボックス内でGKに競り勝ったロメロのヘディングシュート、うまく相手の背後を取ったセセニョンからの正確なクロスをゴール前に飛び込んだルーカスが頭で合わすが、いずれも枠を捉え切れない。

それでも、時おりレスターが見せる鋭いカウンターを集中した守備で凌いだトッテナムが1点リードで試合を折り返した。

後半も集中した入りを見せたトッテナムは55分にルーカスを下げてクルゼフスキを投入。すると、この交代策が2点目をもたらす。60分、ロメロの高い位置での果敢な潰しからショートカウンターに持ち込むと、クルゼフスキからボックス中央で足元にパスを受けたソン・フンミンが鮮やかな反転から左足のシュートを右隅に流し込んだ。

ケインとソン・フンミン揃い踏みで2点のリードを手にしたホームチームは、より前に出てきたレスターの攻撃を撥ね返しながら得意のカウンターで3点目を目指す。右のシャドーに入ったクルゼフスキが鮮やかなドリブル、キープ力で効果的なアクセントを付け、ロメロやホイビュルクと後方の選手たちも相手ボックス付近で攻撃に絡み、際どいシーンを作り出していく。

一方、後半に入って攻撃が手詰まりのレスターは67分、温存していたヴァーディをダカに代えてピッチに送り出す。さらに、76分にはアジョセ・ペレスに代えてティーレマンスをピッチへ送り込んだ。

これでレスターが盛り返しすかに思われたが、直後の79分にトッテナムに試合を決める3点目が生まれる。右サイド深くでキープしたクルゼフスキからマイナスのパスを受けたソン・フンミンがボックス手前右から左足を一閃。鋭いシュートがゴール左上隅の完璧なコースを射抜いた。

韓国代表の鮮烈な一撃で勝利に近づいたトッテナムは、殊勲のソン・フンミンとベンタンクールを下げてベルフワイン、ウィンクスの投入で試合を締めにかかる。

その後、試合終了間際の91分にイヘアナチョに見事なミドルシュートを突き刺されてクリーンシートを逃したものの、ケインとソン・フンミンの両エース揃い踏みに、攻守両面で圧巻の輝きを放ったロメロの活躍もあって3-1の快勝。リーグ3戦ぶりの白星で暫定4位に浮上した。