セリエA第35節、ローマvsボローニャが1日にスタディオ・オリンピコで行われ、0-0のドローに終わった。

前節のインテル戦で13試合ぶりの敗戦を喫した5位のローマ(勝ち点58)。これで逆転でのトップ4フィニッシュが絶望的となった中、モウリーニョ率いるチームはヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に向け、5位フィニッシュと共に、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)制覇を狙う。

ミッドウィークに行われたECL準決勝1stレグ、レスターシティ戦を1-1のドローで終え、4日にホームでのリターンレグを控えるチームは、直近の試合でインテルを破った13位のボローニャ(勝ち点42)をホームで迎え撃った。

ポルトガル人指揮官はレスター戦から先発6人を変更。負傷のムヒタリアンに加え、エイブラハム、ペッレグリーニ、両ウイングバックの主力を温存し、クンブラやメイトランド=ナイルズ、カルレス・ペレスといった控え選手を抜擢した。

ザニオーロを最前線、2シャドーにアフェナ=ギャン、カルレス・ペレスを配置した[3-4-2-1]の布陣で臨んだローマ。開始直後にはメイトランド=ナイルズのクロスがボックス内の相手DFメデルの腕に当たってPK獲得かに思われたが、これはお咎めなしの判定に。

以降は前線のスピードを生かした縦に速い攻めでチャンスを窺うが、ボール保持の部分ではアウェイチームに主導権を握られる状況が続く。

20分を過ぎた辺りから全体が整理され始めたホームチームは続けて決定機を創出。まずは24分、セットプレーの二次攻撃からカルレス・ペレスのミドルシュート、28分にはカウンターからメイトランド=ナイルズの浮き球パスにボックス左で反応したザニオーロが鋭い左足のボレーシュートを狙うが、いずれも古巣対戦のGKスコルプスキの好守に阻まれる。

前半終盤にかけてはよりオープンな展開に。アルナウトビッチとオルソリーニの2トップにやや手を焼くものの、守護神ルイ・パトリシオを中心に先に失点を許さないローマは、39分にカルレス・ペレスがボックス手前右得意の角度から左足を振り抜くが、このシュートもGKスコルプスキの牙城を破ることはできなかった。

ターンオーバーのわりにパフォーマンス自体はまずまずも、攻撃面で創造性、決定力を欠くローマだが、後半も同じメンバーでスタート。立ち上がりにはアフェナ=ギャンが自慢の快足を飛ばして2度背後へ抜け出す場面を作り出すが、フィニッシュまで持ち込めない。

この状況を受けてモウリーニョ監督は59分、温存していたエイブラハム、ペッレグリーニ、ザレフスキ、カルスドルプの主力4人を一気に投入。残り30分あまりで勝ち点3を獲得すべくチームに喝を入れる。

真打ち登場で盛り上がりを見せるオリンピコの歓声を背にして勢いを見せるローマは、67分に右CKの場面でペッレグリーニの正確なクロスをゴール前に飛び込んだクンブラがドンピシャのヘッドで合わせるが、これはボローニャ守護神の驚異的な反応にはじき出される。

主力投入によって完全に相手を押し込むことに成功したが、相手の粘り強い守備もあって投入即ゴールとはならず。何とかゴールをこじ開けたいローマはヴェレトゥを下げてショムロドフを投入。ペッレグリーニを一列下げて前がかる。

試合終了まで残り10分を切ってピッチ、スタンド共に焦りが見え始める。割り切って時計を進めるボローニャの戦い方にフラストレーションを募らせるホームチームは、軽率なミスや不用意なファウルでリズムを失う。

その後、5分が加えられたアディショナルタイムで土壇場での決勝点を狙ったローマだったが、ペッレグリーニがボックス手前で放った見事なハーフボレーシュートはわずかにクロスバーの上を越えて万事休す。

この結果、セリエA3戦未勝利となったローマは、ラツィオに勝ち点で並ばれるも当該成績で辛くも5位をキープ。ただ、わずかながら残されていた逆転でのトップ4フィニッシュの可能性が完全に消滅。主力のコンディション調整という最低限のプラス材料を手にしたが、週明けのレスター戦に弾みを付けることはできなかった。

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