プレミアリーグ第36節、ブライトンvsマンチェスター・ユナイテッドが7日にアメックス・スタジアムで行われ、ホームのブライトンが4-0で圧勝した。

ホーム最終戦となった前節のブレントフォード戦を3-0の快勝を収めた6位のユナイテッド(勝ち点58)は、約3カ月ぶりの連勝を目指して9位のブライトン(勝ち点44)のホームに乗り込んだ。

ラングニック監督はこのアウェイゲームに向けてブレントフォード戦と全くスタメンを採用し、ホームラストゲームを終えたマティッチとマタの両ベテランも引き続き起用された。

立ち上がりから主導権争いが続く中、ホームのブライトンがやや優勢に試合を進めていく。すると、15分には相手陣内でのボール奪取から波状攻撃を仕掛けてグロスのシュートがブロックされたところを回収したカイセドがボックス手前左から右足を一閃。DFリンデロフの股間を抜けたシュートがゴール左下隅に決まった。

敵地で先制点を奪われたユナイテッドはすぐさま攻撃のギアを上げ、トップ下のマタを起点に両サイドからのクロスでチャンスを窺う。ただ、決定機まであと一歩という状況が続くと、時間の経過と共にブライトンに押し返されて、より際どい攻撃を受ける。

前半終盤にかけてはマーチ、ククレジャが幅を取って効果的に深い位置に侵攻して厚みのある仕掛けを見せるホームチームの時間帯が続き、ユナイテッドは何とか2失点目を防ぐのが精いっぱいという苦境を強いられる。42分には相手最終ラインのコミュニケーションミスを突いたウェルベックがミドルループを放つが、これはクロスバーの上を越えた。

低調な前半45分を経てラングニック監督はエランガとマティッチを下げてフレッジとカバーニを同時投入。[4-4-2]へのシステム変更でゴールを目指す。

だが、後半も先にゴールをこじ開けたのはホームチーム。49分、右サイド深くでのスローインをボックス右で受けたマク・アリステルがすかさず折り返す。ファーに流れたボールを回収したトロサールがゴールライン際から冷静にマイナスに折り返すと、勢いを持って走り込んできたククレジャが強烈な左足のシュートでニア上を破った。

この2失点目で完全にユナイテッドの集中が切れたか、ここから試合はブライトンのワンサイドゲームに。

まずは57分、GKサンチェスからのロングフィードが相手陣内左サイドのククレジャに繋がると、インナーラップしたトロサールを経由したボールがゴール前に走り込むグロスに渡る。冷静にゴール左へドリブルで運んだグロスがゴール右下隅へシュートを流し込む。

さらに、60分には中盤での細かい繋ぎからグロスのスルーパスに抜け出したウェルベックがGKを引き出してチップキック。無人のゴールへ向かったボールをDFダロトが何とかかき出そうとしたが、これがゴール前に詰めていたトロサールの胸に当たってゴールネットを揺らした。

この4失点目でクラブワーストとなる1シーズンでのプレミアリーグ56失点となったユナイテッドは、何とか意地を見せようと攻勢を強めていく。失点直後の63分にはマタのクロスをカバーニが渾身のヘディングで合わせてGKサンチェスにビッグセーブを強いると、以降もブルーノ・フェルナンデスの強烈なミドルシュート、マタに代わって途中投入されたマグワイアのヘディングシュートなどでゴールを匂わせる攻めを見せる。

一方、大量リードのブライトンは押し込まれる状況を受け、ウェブスターやランプティといったやや守備的なカードを切って逃げ切り態勢に入った。

その後、GKデ・ヘアの好守などで5失点目こそ免れたものの、一矢報いることも叶わずに敵地で惨敗のユナイテッドは、アウェイ5連敗と共に逆転でのトップ4フィニッシュの可能性が事実上潰えることになった。