プレミアリーグ第36節、アーセナルvsリーズが8日にエミレーツ・スタジアムで行われ、ホームのアーセナルが2-1で勝利した。なお、アーセナルのDF冨安健洋は先発フル出場した。

シーズン終盤の山場となったチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ウェストハムとの3連戦を全勝で飾り、トップ4圏内の4位をキープしたアーセナル(勝ち点61)。来週ミッドウィークに5位のトッテナムとのノースロンドン・ダービーを控える中、今回のホームゲームでは、残留争いに身を置く16位のリーズ(勝ち点34)と対戦した。

前日の試合でトッテナムがリバプールと引き分けたことで、ダービー前に4ポイント差を付けるチャンスを得たアルテタ率いるチームは、2-1で競り勝ったハマーズ戦から先発1人を変更。ヌーノ・タヴァレスに代えてセドリックを右サイドバックで起用し、前節負傷交代の冨安は無事スタメン入りし、加入後では初となる左サイドバックでのプレーとなった。

試合は立ち上がりに意外な形からスコアが動く。5分、右サイドバックのエイリングがGKメリエに戻したバックパスに反応したエンケティアが一気にスピードアップして間合いを詰めると、トラップが大きくなったところをスライディングシュートの形で押し込んだ。

相手守護神のミスを突き開始早々にリードを奪ったホームチームは、動揺が見受けられるアウェイチームに対して畳みかける。10分、相手陣内左サイドでジャカが縦に入れたボールを収めたマルティネッリが相手に寄せられながらも深い位置まで突破。丁寧なマイナスの折り返しを入れると、ボックス中央のエンケティアが左足ダイレクトで右隅へ流し込んだ。

古巣対戦のエンケティアの2ゴールによって余裕を持った試合運びが可能となったアーセナルだが、反撃に出ようとする相手のビルドアップに強い制限をかけながら主導権を渡さない。さらに、両ウイングの背後を狙った仕掛けやウーデゴールの創造性のあるプレーで3点目を狙っていく。

そういった中、20分過ぎには試合の流れに大きな影響を与えるアクシデントが発生。相手陣内左のコーナーフラッグ付近でボールを残したマルティネッリに対して、DFエイリングが危険な両足タックルを敢行。当初、このプレーに対してイエローカードが掲示されたが、オンフィールドレビューの結果、カードの色が赤に変わった。

2点ビハインドに加えて、数的不利を背負ったリーズは最前線のゲルハルトを下げてストライクを投入。最前線に快足FWダニエル・ジェームズを配した[5-3-1]の布陣で巻き返しを図ることに。

前半終盤にかけては数的優位を生かしてストレスなく試合を進めるホームチームが、ウーデゴールのセットプレーから相手GKに好守を強いるなどゴールへの意識を示しつつ、リーズのシュートを0本に抑え込む圧倒した内容でハーフタイムを迎えた。

後半も試合展開に大きな変化はなし。引き続き相手陣内でプレーを続けるアーセナルは、相手の[5-3-1]のシステムとの嚙み合わせ上、完全に浮く形となるサイドバックの冨安が内と外を行き来しながらマルティネッリらと共に崩しの局面に盛んに顔を出す。55分にはボックス左で仕掛けたマルティネッリがニア上を狙ったシュートで後半最初の決定機を作り出した。

一方、何とか3失点目を凌ぐリーズだが、全く攻撃に出ることができない苦境を受け、60分にはハフィーニャを下げてロドリゴを投入。30分を残して3枚の交代枠を使い切ってまずは一矢報いるゴールを目指す。

すると、66分には後半初めて相手陣内の深い位置へ持ち込んで左CKを獲得すると、キッカーのフィリップスが右足インスウィングで入れたクロスをニアで競り勝ったフィルポが頭でフリック。ファーに流れたボールをフリーのディエゴ・ジョレンテが右足で蹴り込み、この試合のファーストシュートをゴールに結びつけた。

一瞬の隙を突かれて10人のリーズ相手に今季のCK初失点を喫したアーセナルは、直後にサカを下げてペペ、78分にはマルティネッリを下げてスミス・ロウと両翼を入れ替える。3点目を奪って勝利を決定づけたい中、ウーデゴールらに幾度か決定機が訪れるものの決め切れない。

そして、試合は1点差のまま最終盤に突入。残留に向けて勝ち点を持ち帰りたいアウェイチームが、より攻撃的な布陣でゴールを目指す中でGKメリエまで攻撃参加する決死のパワープレーを敢行。93分のFKではボックス右で冨安に競り勝ったフィルポのヘディングパスをゴール前に飛び込んだロドリゴが頭で合わせるが、これは力なくGKラムズデールの腕の中に収まった。

この直後に試合はタイムアップを迎え、リーズの自滅によって優勢にゲームを運びながらも最後は薄氷の勝利となったアーセナルが4連勝達成。12日に行われるトッテナムとのノースロンドン・ダービーを4ポイント差で戦うことになった。

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