プレミアリーグ第36節、マンチェスター・シティvsニューカッスルが8日にエティハド・スタジアムで行われ、ホームのシティが5-0で快勝した。

首位のシティ(勝ち点83)はリーグ戦3連勝で、2位のリバプールとの1ポイント差を維持してリーグ残り4試合を迎える。

連覇に向けて勝負強さを発揮するチームだが、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのレアル・マドリー戦では一時2点差を付けて後半の90分までリードを維持したが、まさかの連続失点で延長戦まで持ち込まれると、相手エースにPKによる決勝点を献上。衝撃的な逆転劇を許し、2シーズン連続のファイナル進出を逃した。

その厳しい敗退から中3日で臨んだホームゲームでは、前節リバプール相手に善戦した10位のニューカッスル(勝ち点43)と対戦。グアルディオラ監督はリバウンドメンタリティが試されるこの一戦でマドリー戦から先発4人を変更。負傷のウォーカーに代えてジンチェンコを左サイドバックで起用した他、ベルナルド・シウバ、フォーデン、マフレズに代えてギュンドアン、スターリング、グリーリッシュを起用した。

今季唯一残されたリーグタイトル奪取に向け、マドリー戦のショックを感じさせないアグレッシブな入りを見せたシティは、デ・ブライネが2度の中央突破から早速決定機を演出する。ただ、9分にはニューカッスルのロングカウンターに晒されてサン=マクシマンの右クロスをゴール前でフリーのウッドに頭で合わせられ、冷や汗をかく場面も。

ニューカッスルが引いて構えることなく前から圧力をかけつつ、球際でも奮闘を見せたことで、試合は立ち上がり以降も主導権争いが続いていく。

しかし、崩しの局面でクオリティの差を見せつけるホームチームが先にゴールをこじ開けた。19分、左サイドでの細かい繋ぎからペナルティアーク付近のギュンドアンが浮き球のパスをボックス右のスペースへ落とすと、これに反応したカンセロが冷静にヘディングで折り返したボールをボックス左に飛び込んだスターリングがダイビングヘッドで合わせた。

幸先よく先制したシティは直後の相手セットプレーでウッドにゴールネットを揺らされたが、ここは直前のブルーノ・ギマランイスのオフサイドが取られてノーゴールの判定に。以降はスターリングと好連携を見せるカンセロの強烈なシュート、ギュンドアンとデ・ブライネを起点に効果的な3人目の動き出しからの流れるようなアタッキングハーモニーで追加点に迫る。

すると、38分には右CKの場面でサインプレーからデ・ブライネの浮き球のパスをペナルティアーク付近のギュンドアンが見事なダイレクトボレーで合わせる。GKドゥブラフカが前にこぼしたところをルベン・ディアス、ラポルテとすかさず詰めると、スペイン代表DFのシュートがゴールネットを揺らした。

立ち上がりこそ拮抗したものの、終わってみればホームチームの強さが際立った前半を経て試合は後半に突入。グアルディオラ監督はコンディションの問題かハーフタイムでルベン・ディアスを下げて、フェルナンジーニョをセンターバックに投入する。

ややアクシデンタルと見られたこの交代の影響が懸念されたが、前半以上のボール支配率でハーフコートゲームを展開するシティは、危なげなくゲームをコントロール。さらに、61分には左CKの場面でキッカーのデ・ブライネが右足インスウィングで入れたボールを中央の密集からニアに飛び込んできたロドリが頭で合わせ、リーグ戦3試合連続ゴールを奪った。

この3点目で勝利を確信したシティベンチは、直後の63分にここ最近フル稼働のガブリエウ・ジェズスを下げてフォーデンを投入。対するニューカッスルは68分、ウッドとクラフトを下げて負傷明けのカラム・ウィルソン、トリッピアーの主力2選手をピッチへ送り出した。

ここから敵地で一矢報いたいニューカッスルが攻勢を強めていくが、フェルナンジーニョを中心に要所を締めるシティの堅守を前に決定機まであと一歩という状況が続く。

その後、試合終了間際の90分には左サイドでのグリーリッシュの見事な縦への突破からボックス左のジンチェンコのシュート性のクロスをボックス右のフォーデンが冷静にワンタッチでコースを変えて4点目を奪うと、ラストプレーとなった93分には再びグリーリッシュのお膳立てからスターリングにこの試合2点目のゴールが生まれ、最後の最後に畳みかけたシティが5-0の圧勝を収めた。

この結果、CL敗退を払しょくするリーグ4連勝を飾ったシティは、前日にトッテナムと引き分けたリバプールとの勝ち点差を3ポイントに広げると共に、得失点差でもプラス4点のアドバンテージを手にしてリーグ連覇へ大きく近づいた。