プレミアリーグ第33節延期分、ウォルバーハンプトンvsマンチェスター・シティが11日にモリニュー・スタジアムで行われ、アウェイのシティが1-5で圧勝した。

前節、曲者ニューカッスル相手に5-0の大勝を収めた首位のシティ(勝ち点86)。この会心の勝利によってチャンピオンズリーグ(CL)敗退のショックを払しょくすると共に、リーグ4連勝で2位リバプールとの勝ち点差を3ポイントに広げ得失点差でも優位に立った。

8位のウルブス(勝ち点50)のホームに乗り込んだミッドウィーク開催の一戦では、前日にリバプールが勝ち点3を積んだ中で5連勝を狙った。グアルディオラ監督は前節から先発3人を変更。今季絶望となったルベン・ディアスに代えて前節後半から代役を務めたフェルナンジーニョが引き続きセンターバックに入り、グリーリッシュとガブリエウ・ジェズスに代えてベルナルド・シウバ、フォーデンを復帰させた。

ベルナルド・シウバを最前線、デ・ブライネをトップ下気味に配置した[4-2-3-1]の布陣でスタートしたシティ。開始直後にデ・ブライネが鋭い右クロスでいきなり際どいシーンを作り出すと、早い時間帯にゴールをこじ開ける。

6分、相手GKジョゼ・サのフィードをハーフウェイライン付近左サイドのジンチェンコが頭で撥ね返すと、これに反応したデ・ブライネが浮き球のワンタッチパスを前線のベルナルド・シウバに繋いでボックス内へ走り込む。そして、絶妙なリターンのスルーパスに抜け出したベルギー代表MFがボックス左から左足のシュートを右隅へ流し込んだ。

5連勝に向けて最高のスタートを切ったシティだったが、相手のファーストチャンスを同点ゴールに結びつけられる。11分、相手を押し込んだ流れでスターリングの右クロスを撥ね返されると、ラウール・ヒメネスとルイス・ネトの2トップに自陣深くまで侵攻される。そして、ボックス左に持ち込んだルイス・ネトからのグラウンダーのマイナスの折り返しを、遅れてボックス内に走り込んできたデンドンケルにダイレクトシュートで決められた。

相手の見事なカウンターによってすぐさま追いつかれた首位チーム。しかし、頼れるエースがここから圧巻のパフォーマンスを見せつける。まずは16分、ジンチェンコからの浮き球のパスをボックス手前で受けたデ・ブライネがワンタッチでゴール前のスペースに流すと、これに反応したスターリングはシュートに持ち込めないが、GKジョゼ・サが前にこぼしたボールに詰めたデ・ブライネが左足シュート。GKの手をはじいた強烈なシュートがゴールネットへ突き刺さった。

これで勝ち越しに成功したシティは24分、デ・ブライネの左足が三度火を噴く。相手陣内右サイドでのスローインからスターリングがうまく潰れたところをサポートしたしたデ・ブライネはペナルティアーク付近までドリブルで切り込んで左足を一閃。地を這う鋭いシュートがゴール左下隅に突き刺さった。

利き足とは逆の左足だけでハットトリックとなったデ・ブライネは、シティ通算200ゴール関与(84ゴール、116アシスト)を達成。さらに、24分でのハットトリックはプレミアリーグ歴代3番目の速さとなった。

2点リードとなったことで、ややゲームコントロール優先の試合運びにシフトしたシティは、カウンターから幾度か決定機を作り出したものの、このままハーフタイムを迎えた。

後半立ち上がりはウルブスがアグレッシブな入りを見せたが、時間の経過と共にシティの流れに。そして、後半もシチズンズの絶対的な司令塔が魅せる。

60分、左サイドでの細かいパス交換からボックス左に抜け出したフォーデンのクロスがゴール前のDFに当たってこぼれると、抜け目なくルーズボールに反応したデ・ブライネがこの試合初めての右足シュートをゴールネットに突き刺した。

この4点目で勝利に大きく近づいたシティは、直後に足を痛めていたラポルテを下げてアケを投入。以降はボールを握りつつ、相手を引き込んでのカウンターと老獪な試合運びでホームチームを支配する。

その間にフォーデンやスターリングが再三の決定機を決め切れずにいたが、試合終盤にトドメの5点目を奪う。84分、GKエデルソンのクリアを右サイドでの見事なダイレクトプレーから高速カウンターに繋げると、ボックス右でカンセロが入れたクロスがDFにディフレクトしてファーに流れると、これをドフリーのスターリングが押し込んだ。

その後、デ・ブライネが左ポスト直撃のシュートで自身5点目に迫るなど、最後まで攻撃の手を緩めずに相手を圧倒し続けたアウェイチームが、2試合連続の5ゴールで圧勝。リバプールとの3ポイント差を維持して連覇に向けてまた一歩前進した。