セリエA第37節、ローマvsヴェネツィアが14日にスタディオ・オリンピコで行われ、1-1のドローに終わった。

前節、フィオレンティーナに敵地で敗れてセリエA4試合未勝利で宿敵ラツィオに抜かれて6位に転落したローマ(勝ち点59)。今月25日にヨーロッパ・カンファレンスリーグ決勝を控える中、今季のホーム最終戦では最下位のヴェネツィア(勝ち点25)を迎え撃った。

数時間前に行われたサレルニターナ戦の結果、降格が決定した相手との一戦に向け、モウリーニョ監督は前節から先発4人を変更。出場停止のマンチーニ代えてクンブラ、カルスドルプとザレフスキの両ウイングバックをメイトランド=ナイルズ、復帰後初スタメンのスピナッツォーラに入れ替えた他、セルジオ・オリベイラに代えてカルレス・ペレスを[3-4-2-1]の2シャドーの一角で起用した。

超満員のオリンピコの後押しを生かして相手を圧倒したいローマだったが、キックオフからわずか40秒過ぎに右サイドのアラムが入れたクロスをゴール前にタイミング良く飛び出したオケレケにヘディングで合わせられ、電光石火の失点を喫する最悪な入りとなった。

トッティ、デ・ロッシの両レジェンドもスタンド観戦に訪れた中、このままでは終われないローマはすぐさま反撃を開始。19分にはボックス手前の好位置で得たFKをキッカーのペッレグリーニが直接狙うが、これは惜しくもクロスバーを叩く。さらに、オリンピコで復帰後初めてのプレーとなるスピナッツォーラが果敢な仕掛けからチャンスに絡んでいく。

その後、ヴェネツィアが負傷者に加え、ボールと関係ないところでペッレグリーニの股間に蹴りを見舞ったキジーヌがオンフィールドレビューの末に一発退場と続けてアクシデントに見舞われたことで、前半半ばから終盤にかけてはローマのワンサイドゲームとなる。その流れでメイトランド=ナイルズやカルレス・ペレスが際どいシュートを放っていったが、相手GKマーンパーの好守もあって前半の内にゴールをこじ開けることはできなかった。

迎えた後半、モウリーニョ監督は両ウイングバックにカルスドルプ、ザレフスキの主力2選手、センターバックのクンブラを削ってエル・シャーラウィを投入。この3枚替えでより攻撃的な[4-2-3-1]に並びを変更した。

引き続き相手を押し込んでいく中、52分にはボックス手前のクリスタンテが強烈なミドルシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを直撃。さらに、内と外を織り交ぜた多彩な攻めでゴールの匂いを色濃くさせるホームチームは56分にも再びペッレグリーニの直接FKでゴールに迫るが、前半同様にクロスバーに阻まれる。

早い時間帯の同点ゴールとはならなかったジャッロロッシは60分、ヴェレトゥを下げてストライカーのショムロドフを投入。ペッレグリーニをボランチ、ショムロドフをエイブラハムの横に並べる[4-4-2]の布陣で早くも力業での局面打開を図る。

以降も相手守護神マーンパーの再三の好守、守備陣の粘り強い対応にあってゴールが遠いが、結果的に力業の交代策が功を奏す。76分、相手陣内中央でボールを持ったクリスタンテが鋭いグラウンダーの縦パスを入れると、これをペナルティアーク付近のショムロドフが絶妙なワンタッチで背後に流す。GKと一対一となったペッレグリーニのシュートはファインセーブに阻まれるが、こぼれ球にいち早く反応したウズベキスタン代表FWが冷静に右足のシュートをゴールネットへ突き刺した。

この同点ゴールでようやく重い空気を払しょくしたホームチームは、やや気落ちするアウェイチームに対して、畳みかける。焦れずに相手を広げながら地上戦、空中戦、セットプレーを織り交ぜた攻めを見せるが、ザレフスキの渾身のミドルシュートはこの日4度目のクロスバーに阻まれる。

さらに、4分が加えられた後半アディショナルタイムにはカウンターからゴール前でルーズボールに反応したエル・シャーラウィにビッグチャンスもこのシュートはGKマーンパーの驚異的なリカバリーに阻まれる。さらに、後半ラストプレーとなったセットプレーでは混戦から相手の腕付近にボールが当たり、VARでのレビューが入ったが、最終的にノーファウルの判定で試合はタイムアップ。

打ちも打ったり、シュート46本枠内16本と試合を通して猛攻を見せたローマだったが、GKマーンパーを中心に降格が決定したチームとは思えない執念を見せたヴェネツィア相手にホーム最終戦で痛恨ドロー。これでリーグ5戦未勝利のチームは、セリエAでのヨーロッパコンペティション出場権獲得が厳しくなり、ECL決勝へのプレッシャーがより高まる結果に。

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