バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、今夏の移籍市場に向けた財政面の問題クリアを楽観的に考えているようだ。スペイン『ESPN』が伝えている。

今シーズンの開幕前に13億5000万ユーロ(約1840億円)の負債を明かしたバルセロナ。さらに、新たに2億4200万ユーロ(約330億円)の損失が発覚したことを受け、先日にラ・リーガはバルセロナの今夏移籍市場での使用限度額をマイナス1億4400万ユーロ(約196億円)に設定したことをアナウンスしていた。

また、2年連続の赤字決算を回避するため、6月末の決算期を前にして、現金の投入も必要と考えられている。

今シーズンのラ・リーガの2位以内が確定し、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権及び、スーペル・コパ・デ・エスパーニャ出場権を手にしたクラブは、スポーツサイドで獲得可能な資金調達を完遂。

ただ、今夏の獲得が噂されるバイエルンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキらの移籍金を調達するためには、クラブの未来であるスペイン代表MFペドリや同MFガビを除き、現時点で最も高額な移籍金が見込めるオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングの売却が必要との報道が出ている。

そういった中、ラポルタ会長は17日、スペイン『Catalunya Radio』で現時点でのクラブ財政、今夏の補強に関する見通しについて語った。

レヴァンドフスキ獲得の可能性に関する質問に関しては、「(スポーツ・アドバイザーの)ジョルディ・クライフと、(スポーツ・ディレクターの)マテュー・アレマニーに任せればいい」と、明言は避けたものの、6月末までに取り組んでいる一連の金銭的合意を完了できれば、夏の大型補強を成功させるため、痛みを伴う売却は必要ないと楽観的な反応を示した。

「財政状況はあまり良くない。しかし、我々は競争力のあるチームを作るために懸命に働いている。簡単なことではない。状況を好転させるために取り組んでいる」

「クラブの財政を何とか整理できれば、そうなると思うが、我々が考えているすべての作戦を実行することができる」

「バルセロナのプレーヤーの中には、市場で求められているプレーヤー(F・デ・ヨング)がいる」

「しかし、我々が取り組んでいることが経済的にうまくいけば、経済的な理由による売却はないはずだ」

「痛みを伴う売却があるかどうかは分からない。現時点では、クラブの財政が最優先だからだ。だが、我々がやりたいことを、6月30日までにやれれば、それは壮大なものになると思う」

なお、ラポルタ会長が言及した金銭的合意に関しては、クラブ内の映像制作会社である『バルサ・ストゥディオス』と、『バルサライセンシング&マーチャンダイジング』の株式49%の売却による資金調達。さらに、過去に一度拒否した投資ファンド『CVCキャピタル・パートナーズ』からの資金調達、将来的なテレビ放映権料10%の売却といったものがあるという。

また、新戦力補強と並行して行っているフランス代表FWウスマーヌ・デンベレとの契約延長交渉に関しては、来週中にも何らかの動きがあることを示唆している。

「彼は残留を希望しているが、我々の提案より優れていると思われる他の選択肢に誘惑されている」

「彼はすでに我々のオファーを受けており、シーズンが終わる来週には、我々に返答するはずだ。我々はこの問題を今すぐ解決したいが、彼らに(決断を)迫ることはできない」

「チャビは彼を気に入っているし、私も同様だ。プレーヤー自身はドレッシングルームと良い関係を築いているし、彼の友人(オーバメヤン)も入ってきているが、彼の代理人も自分たちの利益を考えており、彼らの決断を待っているところだ」

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