プレミアリーグ最終節、マンチェスター・シティvsアストン・ビラが22日にエティハド・スタジアムで行われ、3-2で逆転勝利したシティが2年連続8度目のリーグ優勝を決めた。

2位のリバプール(勝ち点89)との熾烈な優勝争いを繰り広げたシティ(勝ち点90)は、痺れる状況を継続したまま運命の今季最終戦を1ポイント差の首位で迎えることに。連覇を懸けたホーム最終戦では、リバプールのレジェンドであるスティーブン・ジェラード率いる14位のアストン・ビラ(勝ち点45)を迎え撃った。

グアルディオラ監督はこの一戦に向け2-2のドローに終わったウェストハム戦から先発2人を変更。ジンチェンコに代えて負傷明けのストーンズを右サイドバックに置き、カンセロを左サイドバックに。さらに、グリーリッシュに代えてフォーデンを復帰させた。

熱狂的なエティハドの声援を後押しに集中した入りを見せるシティは、フォーデンとカンセロが並ぶ左サイドを起点に序盤から際どいシーンを作り出す。

以降は70%を超えるボール支配率で相手を押し込むシティだが、自陣に引いて中央を締める相手の守備に苦戦。幾度となくボックス内へ侵入するが、フィニッシュまで持ち込めない状況が続く。24分には相手CKからのロングカウンターを発動し、デ・ブライネの持ち上がりからガブリエウ・ジェズスがボックス内に侵入。丁寧な折り返しをフォーデンに届けるが、右足で放ったシュートはDFに触られて枠の左に外れる。

この決定機をキッカケに攻撃のギアが上がったホームチームは、好調のジェズスがボックス付近で積極的な仕掛けを見せ、この試合がビラでのリーグデビューとなるGKオルセンを脅かす。

だが、決定機はおろか枠内シュートまで持ち込めない状況が続くと、相手の狙いの形から痛恨の先制点を奪われてしまう。

37分、前線からのプレスを剥がされてドウグラス・ルイス、ジェイコブ・ラムジーと中央をドリブルで運ばれる。そして、左サイド深くのディーニュにクロスを入れられると、大外から中央に絞ってきた右サイドバックのキャッシュにカンセロの死角から飛び出されてヘディングシュートを浴びると、GKエデルソンの手をはじいたボールがゴールネットに吸い込まれた。

これで追う展開となったシティはすぐさま反撃を開始。だが、ワトキンスとのマッチアップで苦戦するフェルナンジーニョがバタつく場面が目立ち、ビラのカウンターからあわや2失点目というピンチも招く。その後、前半最終盤には波状攻撃を仕掛けてセットプレーからラポルテのヘディングシュートでようやく最初の枠内シュートを放ったが、攻め切れないままハーフタイムを迎えた。

同時刻開催のリバプールvsウォルバーハンプトンが1-1で前半を終えたため、依然として首位で後半を迎えたシティ。グアルディオラ監督はこれがラストゲームとなったフェルナンジーニョを諦め、ジンチェンコを後半頭から投入。これでストーンズ、カンセロの立ち位置に変更を加える。

そして、勢いを持って入った後半立ち上がりはボックス内のデ・ブライネがいきなりシュートに持ち込むと、50分にはカンセロの高速クロスにゴール前のジェズスが飛び込むが、ワンタッチシュートをふかしてしまう。

この直後の55分にはGKオルソンのパントキックに抜け出したワトキンスに決定機を与えて冷や汗をかいたシティは、56分にマフレズを下げてスターリングを2枚目のカードとして投入。さらに、攻め切れない状況が続く中で68分にはベルナルド・シウバを諦めてギュンドアンを投入し、3枚の交代枠を使い切る。

だが、この交代直後の69分にはGKオルセンからのロングフィードをワトキンスに頭で背後へ流されると、浮き球を絶妙なファーストタッチで収めたコウチーニョにDFラポルテが外されて見事な右足シュートをゴール左下隅に流し込まれ、痛恨の追加点を献上した。

この失点のタイミングではリバプールは1-1も、逆転での優勝逸の恐怖がスタジアムを覆い始める。だが、CLで見せた勝負弱さを克服したペップのチームがここから驚異の粘りを見せる。

まずは76分、右サイドに張ってボールを受けたスターリングが一瞬の縦への持ち出しから正確なクロスを上げると、ファーサイドで待ち構えていたギュンドアンがヘディングで叩き込み、反撃の狼煙を上げる。続く78分には左サイド深くで仕掛けたジンチェンコがボックス付近で複数のDFを寄せてペナルティアーク付近でフリーのロドリに短いマイナスのパスを供給。これをロドリが右足ダイレクトで振り抜くと、地を這う鋭いシュートがゴール左下隅の完璧なコースを射抜いた。

圧巻の連続ゴールで試合を振り出しに戻したシティは、スタジアムの雰囲気を味方に一気に前に出る。81分、ボックス手前右でルーズボールにいち早く反応したデ・ブライネがそのままボックス内に持ち込んで完璧なグラウンダーのラストパスを供給。これをファーに詰めていたギュンドアンが冷静にワンタッチで押し込み、わずか5分間で試合を引っくり返した。

同じタイミングでリバプールリードという一報が入ったものの、以降は王者らしい的確な試合運びで反撃に出るアウェイチームの攻撃を冷静に凌ぎ切ったシティが、3-2のまま試合をクローズ。

この結果、ギュンドアンの2ゴールなどでプレミアリーグ史に残る最終節での逆転劇を演じたペップ率いるシチズンズが、リバプールとの1ポイント差のタイトルレースを制して2年連続8度目の優勝を飾った。

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