およそ19年にわたるアブラモビッチ政権に終止符が打たれ、トッド・ベーリー氏率いるクリアレイク・キャピタル・コンソーシアムのもと、新たな時代に突入するチェルシー。来シーズンへ向けては守備陣の再編から始めなくてはならない模様だ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

すでにドイツ代表DFアントニオ・リュディガー(29)の契約満了に伴う退団が決まり、デンマーク代表のDFアンドレアス・クリステンセン(26)も近いうちにチーム退団が発表される見込みとなっているチェルシー。加えて、クラブ史に名を残すであろう主将のDFセサル・アスピリクエタ(32)、DFマルコス・アロンソ(31)らスペイン代表2選手も、今夏での退団の可能性が拭い去れない状況となっている。

『デイリー・メール』によると、チェルシーのマーク・トゥヘル監督は、本来の左ウィングバックの一番手であるイングランド代表DFベン・チルウェルが今シーズン最終節のワトフォード戦で戦列復帰となったことに安堵しており、現在リヨンへレンタル移籍中のイタリア代表DFエメルソン・パルミエリについても高く評価しているとのこと。来シーズンはエメルソンをチームに呼び戻し、両選手による同ポジションの争いをさせることを決断したようだ。

直近の2シーズンは主にチルウェルとマルコス・アロンソの2人で担ってきた左ウィングバック。マルコス・アロンソはチェルシーとの契約を2023年まで残しているものの、クラブとしては、喫緊の課題であるセンターバックの補強に少しでも資金を投入すべく、今夏に売却したい考えと見られる。

チェルシーがターゲットとする主なセンターバックは、セビージャ所属のフランス代表DFジュール・クンデ(23)や、RBライプツィヒのクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオル(20)といった高額な移籍金を必要とする実力派若手選手であるとされる。また、リュディガーに加えてクリステンセンも退団となった場合は、それに応じて2人目、3人目のセンターバックを補強しなければならないため、移籍金が発生する今夏での退団を望むマルコス・アロンソとの思惑が一致したことで、売却にゴーサインが出た模様だ。

なお、依然としてアスピリクエタも退団を望んでいるとされるチェルシー。在籍10年の主将は新オーナーのもとでプレーを続けるつもりがないと見られており、マルコス・アロンソやクリステンセン同様にバルセロナ行きが噂されている。

多くのチェルシーファンが胸を撫で下ろしたであろうチームの売却完了。しかし、チームの守備陣に目を向ければ課題は山積。これからどのような動きがあるのか、チェルシーの動向から目が離せない。