JリーグYBCルヴァンカップ・プレーオフステージ第2戦が11日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、ホームの鹿島アントラーズが2-1で勝利したものの、アウェイゴールの差でアビスパ福岡がプライムステージ進出を決めた。

第1戦を0-1で落とし、突破のためには2点差での勝利が必須となる鹿島は、船橋、土居に代えて仲間、ディエゴ・ピトゥカを起用。システムは変わらずの[4-4-2]で、日本代表に選出されている上田に代わり、和泉が鈴木と2トップを組んだ。

一方、準々決勝進出に向けて優位な立場となる福岡は、第1戦からスタメン変更なし。こちらも引き続き[4-4-2]のシステムを採用し、ファンマと山岸による2トップとなった。

立ち上がり、福岡をいきなりアクシデントが襲う。CKのクリアを試みた奈良がゴール前で関川と接触して左肩を負傷。一度はプレー続行を試みたものの、8分にドウグラス・グローリと交代することになった。その直後、鹿島もエースである鈴木優磨が左足首を負傷し、エヴェラウドと交代。両者共に開始早々負傷者を出す苦しい展開になった。

互いに強度の高さを見せるなか、勝利が必要な鹿島が徐々にボールを持ち始める。19分にはボックス手前でボールを持ったアルトゥール・カイキがミドルシュートを狙ったが、これはGK村上がしっかりキャッチした。続く20分には、流れるようなパスワークから樋口がミドルシュートを放つもポスト直撃。こぼれ球にアルトゥール・カイキが詰めたがGK村上が身体を張り、阻止した。

その後は両者ともにチャンスを作れず、こう着状態に陥るかに思われた34分、ピッチ中央から鹿島の和泉が送った浮き球を志知がクリアするも、これが絶妙な浮き球となってボックス内中央へ。走り込んできたエヴェラウドがワンタッチで巧みに合わせてゴールに流し込み、鹿島が先制した。

畳みかける鹿島は40分に左サイドに流れた和泉がクロスを上げると、福岡がクリアにもたついたところを見逃さなかった常本がボックス内でボールを回収し、バイタルエリア右にポジションをとっていた仲間にパス。仲間がワンタッチで放ったシュートは志知に当たって軌道が変わり、鹿島が2点目を記録。2戦合計スコアで逆転に成功した。

しかし、福岡は前半アディショナルタイム、右サイドでボールを収めたファンマが独力でバイタルエリアまで持ち運ぶと、右サイドのラインぎりぎりで張っていた前嶋にパス。抜け出した前嶋が冷静にボックス内中央にボールを送ると、山岸が落ち着いてゴール右隅に流し込み、福岡が1点を返したところでハーフタイムを迎えた。

アウェイゴール数の差で不利になった鹿島は、後半再び攻勢を仕掛ける。2分にはボックス内でエヴェラウドの落としから仲間がボレーシュートを狙ったが、これは大きく枠外に。続く5分にも激しいプレッシャーでボールを奪ったカイキが左サイドからクロスを放ち、ファーサイドに仲間が走り込むもわずかに届かない。

防戦に立たされる福岡だが、57分には敵陣でのFKから最後はドウグラス・グローリがヘディングシュートを放つなど、セットプレーを駆使して打開を試みる。63分にもCKの流れからフアンマが折り返し、ドウグラス・グローリが頭で合わせたが、ここはオフサイドとなった。

前半同様、徐々に福岡を押し込み始めた鹿島だが、集中した守備を続ける相手をなかなか攻略できない。74分には染野を投入、80分には3枚替えを敢行して攻勢を強めようとするが、焦りからか単調な攻撃が続く。一方の福岡は途中交代で入ったルキアンを活かしたカウンターによって、守備の裏を突く狙いを見せるなど統率の取れたパフォーマンスを見せる。

アディショナルタイムに入ってもボールをボックス内まで運べない鹿島は、最後まで福岡の集中したブロックを崩すことができず。鹿島が2-1で勝利したものの、合計スコア2-2となり、アウェイゴールの差で福岡が6年ぶりのプライムステージ進出を果たした。

鹿島アントラーズ 2-1(AGG:2-2) アビスパ福岡
【鹿島】
エヴェラウド(前34)
仲間隼斗(前40)
【福岡】
山岸祐也(前45+5分)