JリーグYBCルヴァンカップ・プレーオフステージ第2戦の1試合が11日にサンガスタジアム by KYOCERAで行われ、京都サンガF.C.を1-0で下した名古屋グランパスが2戦合計スコア7-1でプライムステージ進出を決めた。

第1戦で6-1の大勝劇を演じた前回王者の名古屋に対して、京都がホームでの第2戦で大逆転を起こせるかが注目される一戦。5-0、もしくは6点差以上の勝利が絶対条件の京都は第1戦でベンチスタートだったピーター・ウタカが先発した。大きくリードしてのリターンレグとなる名古屋はこの試合も負傷のランゲラックに代わって、武田が引き続き最後尾に。第1戦と同じイレブンを送り出している。

大量得点での勝利が求められる京都が立ち上がりからチーム全体のベクトルを前に向けるが、名古屋がボールを奪ったら手数をかけずに攻め切るという明確な戦い方を打ち出して反抗。攻めのイニシアチブを握るのはボールを持つ京都だが、名古屋が固い守りを築き、相手にシュートの形にすら持ち込ませない。

21分にバイタルエリア中央で荻原が左足シュートに持ち込み、ようやくフィニッシュの形に持っていった京都だが、その後は再び名古屋が築くブロックの攻略に苦戦。京都の攻めあぐねが続くなか、名古屋の攻撃陣が襲いかかる流れにもなるが、GK上福元が38分、44分と酒井のフィニッシュを凌ぎ、難を逃れる。

攻撃の停滞感を吹き飛ばそうと、後半の頭から古巣戦の山崎を送り出した京都だが、名古屋の巧みな戦いの前に勢いを殺され、ペースを上げられない。すると、京都は67分までに残る交代カードをすべて使い切るが、依然として攻撃陣が沈黙。無理する必要がない名古屋は着実に時計の針を進めていく。

京都の攻撃をしっかりと封じ込みながら、ひと刺しを狙う名古屋は74分、ボックス右の森下が折り返したボールから、酒井が相手DFを交わして左足フィニッシュ。決定的なシーンだったが、前半から奮闘際立つGK上福元がここもファインセーブ。決まれば決定打だった名古屋だが、このチャンスも決められない。

その名古屋は81分のカウンターから作り出したマテウス・カストロがフィニッシャーとなってのチャンスもGK上福元のビッグセーブに阻まれたが、途中出場の齋藤が決定打。後半アディショナルタイム1分、左サイドを突破した丸山との折り返しから右足ダイレクトでネットを揺らし、勝負を決した。

第1戦の大勝にも気を緩めず、第2戦も制した名古屋が文句なしの8強入り。準々決勝の対戦カードは抽選で決まり、8月3日に第1戦、同10日に第2戦が行われる。

京都サンガF.C. 0-1(AGG:1-7) 名古屋グランパス
【名古屋】
齋藤学(後45+1)